こんばんは。
2時間立ちっぱなしで講義したらえらく疲れて
「老い」を感じている司法書士村瀬なおひとです。
本日、一宮東特別支援学校PTAの勉強会に招かれまして
「子どもたちの未来を考える 後見人制度とお金の話」
というテーマで講義をしてきました。
その勉強会自体は、3ヶ月ほど前にお話しをいただきまして
準備をしてきたのですが、一番困ったのは
どういった話をするか
でした。
専門家の話したい話ではなく、勉強会にご参加の方が聞きたい話が良いわけで
事前にご質問事項をいただいて、質疑応答するスタイルは決めていました。
また、通常勉強会というと、2時間なら1時間半ほど講義をして30分ほど質疑応答ですが
今回は、講義30分質疑応答1時間半に。
でもその30分の講義に何を話すかが、なかなか決まりません。
決めたのは今週に入ってから
同業者が経験をしていないような事案
たぶん私しかやらないであろう成年後見人としての取り組み
等、裏話的なことを話すことにしました。
で、勉強会を通じて、一番多かった声が
成年後見人を誰に頼んだらいいか分からない
でした。
例えば、成年後見人を司法書士に頼みたいなら
司法書士会、または(一社)リーガルサポートに問い合わせればいいじゃん
と司法書士は言うでしょうが、成年後見人を希望する方は、司法書士なら誰でもいいわけじゃない。
ちゃんと本人、そして家族とコミュニケーションが取れて、親身になってやってくれる人
相性の良い人が後見人になってくれることを望んでいます。
司法書士会、そしてリーガルサポートに紹介を依頼しても
司法書士のキャラクター、本人たちとの相性、そしてコミュニケーション能力まで把握しているわけではありません。
把握しているのは、氏名、年齢、事務所所在地くらいではないでしょうか。
一度後見人が就任したら「チェンジ」はできません。
だから、将来的に後見人の就任を希望されている方は
司法書士等の専門家に実際会って、相性、コミュニケーション能力を確認してください
とお伝えいたしました。
また、専門家の側も、できるだけ発信をするべきですよね。
専門家の顔も分からないホームページ
ブログ等で仕事のスタンス、考え方等一切分からないなど
その専門家の人となりが分からなければ、選びようがありません。
特に、リーガルサポート、そしてそこに所属している人は、そのあたりを意識しないと
ただ、裁判所から紹介される案件を受注するだけの機関でしかありません。
ビジネスなら
ニーズがあるのに、ニーズに対応できない、拾いきれないのは致命的。
今日は、勉強会の講師として情報提供をする立場でしたが
司法書士会の行事では、けっして得られない参加者の方々からのご意見ご要望がとても有り難かったです。
一宮東特別支援学校PTAの皆様
ありがとうございました。