2017年 08月 17日 ( 1 )

 
小学生の時、ニュースで「汚職事件」と聞くと
 
「うらやましいなあ」と思っていました司法書士村瀬なおひとです。
 
だって
 
お食事券
 
ですよ。

おしょくじけん=汚職事件と分かったのはずいぶん後でした。
 
あと、この仕事を始めて間もない時
 
のうてん
 
という言葉の意味が分かりませんでした。
 
脳天?
行政書士が脳天の手続きをする?
 
のうてん=農転=農地転用が結びつきませんでした。
 
 
言葉の響き、意味と発言者の意図するところがズレることはしばしばあって
 
ご相談者が
 
放棄したい
 
と言っていても、専門家は放棄という言葉が何を意味するのかじっくり考えます。
 
遺産放棄したいのか
相続放棄したいのか
 
どっちなのか考えます。
 
素人の方は、遺産放棄も相続放棄も同じと考えていることが多いので、専門家の私は
 
「どうして放棄したいのですか?」
 
と相談者にお尋ねして、相談者の真意を確認します。

「遺産放棄」というのは、個々の財産に対して、これについては権利を放棄する、というもので、相続人としての地位まで失うものではありません。(ちなみに「遺産放棄」という法律用語はありません)

反対に「相続放棄」をした相続人は、「はじめから相続人でなかった」ことになってしまいます。
 
例えば、夫が亡くなって夫名義の不動産を息子に譲りたいというのなら、「遺産放棄」だし
遺産が借金しかないケースなら「相続放棄」を選択します。
 
べつに、ご相談者の方に法律用語を覚えてもらう必要はなくて
専門家がキチンとヒアリングしてあげれば済むだけ。
 
ご相談の方は、遠慮なく「放棄したい!」と言ってくださればオッケーです。
 
 
あまりいないとは思いますが、もし
 
「あなたの言う放棄は遺産放棄なのか相続放棄なのかどっちなんだ」
 
と説明を求める専門家は、ご相談を避けられた方が良いと思います。
 

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by 073995332 | 2017-08-17 18:51