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2016年 07月 08日 ( 1 )

 
借金の整理の仕事(債務整理)について、最近重要は判決が出ました。
 
<「140万円超は弁護士」 司法書士担当認めず 最高裁初判断>
http://mainichi.jp/articles/20160628/ddm/012/040/153000c

以下、上記記事からの引用です。
 
2002年の法改正で、司法書士は簡易裁判所の民事裁判にも代理人として関与できるようになった。
簡裁が扱えるのは請求額の上限が140万円の案件のため、裁判外の債務整理でも司法書士が扱えるのは140万円以下とされる。

この140万円の解釈について、日弁連は「借金額が基準」、日司連は「債務圧縮や弁済計画の変更で依頼人に生じる利益が140万円以下なら代理できる」と主張していた。

 
 
この「140万円」の解釈ですが
 
弁護士会は「負債の額が140万円を越えたらアウト」
 
司法書士会は「例えば500万円の負債でも400万円に負債が圧縮されたら100万円の経済的利益を得ているからセーフ」
 
という考えです。
 
この判決が出て、司法書士業界は痛手を被っているのかどうかは分かりませんが、
愛知県司法書士会会長名で、「今後、債務整理を扱うときはは気をつけやーよ」とお達しが来ました。
 
私は2002年の法改正の恩恵を受けて、バリバリ債務整理を仕事をしてきましたが
最初から司法書士会の主張は
 
無理
 
と考えていたので、今回の判決が出たから仕事の内容に支障が出ることはありません。
 
また、そもそも債務整理の仕事は下火になっていて、私が年間扱う件数はここんとこ3件以下です。
 
それなのに、どうして「アディーレ」とか「新宿事務所」とか「杉山事務所」が、未だに広告バンバン打ってるのか分からない。
大手事務所には、案件がくるのかな?
 
でも、最高裁判決が出たタイミングで、たまたま債務整理案件を受任していて
消費者金融の対応が面白かったです。
 
A社は「会社内部で対応を検討中で、今返事できません」だったし
 
B社は、特に変化なくいままで通りサラッと話が進みました。
 
 
私が司法書士業を始めたのが2003年1月から
2002年の法改正のおかげで本当にたくさんの案件に恵まれました。
 
普通の司法書士は銀行といえば仕事をいただく相手ですが
私にとっては「もう借金は払えません」と通知書を出す相手でした。
 
普通の司法書士は事務所の近くにある銀行に通知書を出すのは嫌がりましたが
私は平気で通知書を出す。
どうせ銀行から仕事来ないと思っていたし、実際に来なかったし今も来ません(笑)
 
原因はどうあれ、長いこと返済不能な借入金に困っていた方々のサポートをするのはやりがいがありました。
 
けど、たくさんの案件にはたくさんの付随する様々な問題があって、債務整理以外にも依頼者の抱える問題を解決する必要がありました。
その問題解決はホントに大変で、夜中の12時から依頼者と面談することもあったし、留置所を訪ねることもしばしば。
 
疲れ果てたし、もう十分やり尽くしたと思ったので債務整理の仕事を引き受けることは止めました。
今は、債務整理に限らず裁判になるような案件は、ほぼ弁護士にお任せしています。
 
なので、今回の最高裁判決について
 
弁護士会、司法書士会はいざ知らず、私は
 
「そうなんだ。やっぱりね」ぐらいにしか受け止めていない。
  
 
債務整理以外にも、私の仕事で弁護士と競合する仕事ありますが
裁判によって、弁護士の仕事なのか、司法書士の仕事なのかをはっきりさせるような仕事はない。
 
また、弁護士は難しい案件をやりたがる方が多いような気がするので、
さほど難しくない案件を営業で開拓していく私のやり方は競合することも少ないのかもしれません。
 
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by 073995332 | 2016-07-08 22:28