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2014年 10月 10日 ( 1 )


「私たち兄弟にはこんなもの(遺言書)必要なかったんですけどね・・・・」

先日、相続のご依頼をいただいた方がポツリと言った一言が印象的でした。


離婚歴がある方とか、異母兄弟異父兄弟がいる方とかは、相続が起こるともめる可能性が高い。

だから、遺言書作りましょうと勧めているのですが、異母兄弟異父兄弟であっても仲がよい兄弟も少なくない。
今回のケースも仲良し兄弟からのご依頼でした。

遺言書は、遺産争いになって遺族が困らないように作るものだから、それが無駄になるならそれでもいい。
遺言書作成で多少の出費はあるけれど、実際に遺産争いになったら、お金も時間も多少の出費では済みませんからね。

「俺たち兄弟仲が良いのに、遺言書なんか作って親父は心配性だったんだな」
って笑い話になるのが一番良い。


実際に遺言書作る時って、どんな風なのか分からない人って多いと思います。

思い詰めて書くのか
人生の締めくくりとして神経を張り詰めて書くのか
涙ながらに書くのか

他の同業者がどんなもんなのか分かりませんが、私は軽く明るくお話しながら内容をつめていきます。
(私の考えの押しつけはしておりません)

「お金は(遺言書で)こんな分け方にしますけど、別に(家族に)お金なんて残さなくても良いですよ。ご自身の楽しみのために使っちゃいましょう。」

「遺言書って、あなたの気持ちを書いても良いですよ。ほら私は「結言コンサルタント」なんで、あなたとご家族を結ぶ言葉を提案してますから」

専門家としてどうか、と言う意見もあるかもしれませんが、険しい顔をしているよりも、楽な気持ちでやったほうがずっと良いものができると思います。



ちなみに「エンディングノート」とか「終活」という言葉が私は大嫌い。

そういった言葉を使う人を見ると

勝手にエンディングにするな

とか

勝手に終わりにするな

っていつも思います。


年齢を重ねられた方って、働き盛りの時は、やりたいことを我慢してご家族のために一生懸命だったと思うので、命が尽きるまで楽しんでいただけたらなあと思っています。

年齢を重ねられた方に「エンディング」とか「終」という言葉を突きつけるのはどうなんだろう。
エンディングノートとか終活という言葉はいっそ死んだらいい。

3年前に亡くなった私の父も、やりたいことを我慢して私たちのために一生懸命だった人でした。
果たして父は人生を楽しんでいたのだろうか、って今でも思います。

「人生は楽しむためにある」は、遺族である私と母の合い言葉みたいなもの。

自分の命が尽きるときなんて誰にも分からないのだから、いつその時が来ても良いように楽しんでいたいですよね。

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by 073995332 | 2014-10-10 18:04 | つぶやき