「もっと早く知りたかった」
お盆期間中に、ケアマネジャーさん相手に
死後事務委任契約
の話をさせてもらいました
死後事務委任契約とは、葬儀や埋葬に関する事務を委託する契約のこと。
委任者が、受任者に対し、自己の死後の葬儀や埋葬に関する事務についての代理権を付与して、 自己の死後の事務を委託する委任契約を「死後事務委任契約」といいます。
「認知症になったらどうのこうの」
「成年後見制度はこれこれ」
という話は、ケアマネジャーだったらご存知だと思ったので
亡くなった後のことについて話したら役に立ててもらえるかなと思い
死後事務委任契約
の話をしました。
死後事務委任契約って、「スマホ終活」とも絡んでくるから、知っておいても損はないでしょうしね。
【「スマホ終活」やってます】
介護施設の方
病院の方
は、入所者、入院患者が亡くなった後のことをどうされているんでしょう?
ご家族がいればその方に
ご家族がいなければ身元保証人の方に
亡くなった後のことを任せているのかもしれません。
ご家族であれば、相続人として亡くなった後のこと、相続手続きも行えますが
身元保証人等で身内でもない方は、できることが限られます。
そして、介護施設、病院ならまだ良いのですが
身寄りのないお独り暮らしの方が亡くなられた後は、どうするんでしょう?
いつも通り、法律がどうのという話は全くせずに、自分の経験を踏まえた話をしました。
例えばこんな感じ
『Aさんは、自分が亡くなった後のことを檀家になっているお寺の住職に託しました。
「亡くなったら後のことは頼むね」
Aさんはその一言といくらかのお金を渡しておけばそれでいいと思っていました。
口約束は何の意味もない
住職がカギを託されていても、Aさんが亡くなった後に住まいにあるものを持ちだしたら窃盗と言われかねません。
「契約書にしておかないと住職が泥棒になっちゃいますよ」
私の一言で、Aさんと住職は「死後事務委任契約」を始めとしたいくつかの契約を結びました。』
成年後見制度では、被後見人の死後でもできることはいくつかありますが
お年寄りがみんながみんな認知症になるわけじゃない。
だから、死後事務委任契約って使える制度だと私は思っています。
でも、遺言書とか死後事務委任契約の話すると、決まって
「(受任者になっている)村瀬さんがお年寄りより先に亡くなったらどうするんですか?」
と聞かれるので、すこし困ります。
そんなにすぐに死にそうに見えるかなぁ?