うちの事務所は、年配の方の散歩コースに面しているから
看板
という超アナログな広告ツールが結構役にやっています。
「前々から看板を見ていて」
「気になっていた」
「遺言相続と書いてあるから」
と言って依頼に来られる方がいます。
でも、依頼に来られる方は、私が思うよりも
ものすごい勇気
を振り絞ってきているんだなぁ、ということが分かる。
「リアル村瀬」を知っている方は、笑っちゃうんでしょうけど
「司法書士村瀬」は
とても敷居が高い
敷居が高いからおいそれと、事務所のドアをノックするわけにはいかんそうです。
まあ、敷居が高いのは私以外の事務所でもそうなんでしょうけどね。
「司法書士村瀬」は敷居が高くて優秀そうで
「リアル村瀬」は、敷居がないけど、とっつきにくく少しめんどくさいヤツと言われます(笑)
また
「遺言書作りたいけど、文章をまとめられない」
自分で文章作ってからじゃないとダメだと思っていたという声も聞きました。
そんなお声を聞くたびに
「丸投げしてもらえれば良いですよ」
と答えています。
誰にどんな財産をあげたいか、だけ聞かせてもらえれば
遺言書のおおよその内容を作ることができます。
相続手続きの場合は、「丸投げ」されちゃうとモメるから断る場合もありますが、遺言書は「丸投げ」オッケーです。
【司法書士が入るとモメる】
そして
「質問することを上手く説明できない」
「もう少し(依頼内容を)勉強してから」
という理由で、相談依頼がのびのびになってしまった、という声も聞きました。
そうおっしゃる方は、とても真面目な方が多い。
分からないことを分かるように説明するのが、私の仕事なので
別に上手く説明できなくても、言わんとする意図はくみ取っているんですけどね。
逆に相談者の方がバッチリ勉強してこられて、私が答えられなかったことがありました。
それは忘れもしない
「リビングウィル」
全くリビングウィルの存在を知らなくて、質問に答えられなくて赤っ恥をかいた経験あります(笑)
恥書いて一生懸命勉強したけど、それ以来「リビングウィル」のご相談はありません・・・・
【リビングウィルとは】
・敷居が高いと思った
・丸投げできないと思った
・質問するのに勉強が必要と思った
うちにご相談ご依頼に来られる方々からうかがった、私のところに来づらかった理由はこんなところでした。
あなたは、どんなお店に行きづらいですか?
ちなみに、私が行きづらいお店の特徴は
・外から中の様子が見えない
・オシャレすぎる
・店員さんが気さくすぎる
です。