「こんなに分かりやすく説明しているのに、どうしてこの人(依頼者)は分からないのだろう?」
仕事を始めてから10年くらい、ずっと分かりませんでした。
・法律の手続きが難しいから
・聞き慣れない言葉が多いから
・相手の理解力が乏しいから
きっとそんな理由で、理解してもらえないのだろうな、と「思い込んで」いました。
私以外の法律専門家で、そんな「思い込み」してる人は相当多いと思います。
でも、「あるコミュニケーションスキル」を学んでからは
外的内的な情報を処理するのに「視覚」優位の人、「聴覚」優位の人、「体感覚」の人がいることを知りました。
例えば
私は「聴覚」が優位なので、私が処理できるように話したり物事を伝えても「視覚」、「体感覚」優位の人には伝わりません。
私が分かりやすく説明しているのに、分からない相手が悪いのではなく
相手のタイプを理解せずにコミュニケーションとろうとした自分が悪いのです。
今では、説明していて相手の理解が不十分な時は、話すのを止めて図を書いて説明したり(「視覚」向け)
実際に試してもらって(「体感覚」向け)、理解してもらうように努力するようになりました。
これは「NLP」というスキルなんですけどね。
コミュニケーションスキルが分からないと
「どうして分からないんだ!」
とイライラして、友人関係、または仕事関係にあまり良い影響を与えません。
いくら仕事のスキルの高い人でも、コミュニケーションスキルが低いため仕事の受注を逃すということもある。
私のような個人事業主は、会社という「カンバン」があるわけじゃなくて
仕事の受注は、私のコミュニケーションスキルにかかっていると言っても過言じゃない。
だから、仕事のスキル以上に、コミュニケーションスキルの向上を気にしています。
「コミュニケーションスキル>仕事のスキル」
だと信じています。
「コミュニケーションスキルさえ高ければ、仕事のスキルはそこそこでいい」
とも思っています。
仕事の受注ができないから、ひたすら勉強して新しい知識の習得してる人が理解できません。
・・・かつての私がそうでした。
法律専門家の考えるコミュニケーションって
依頼者の質問に回答することだ、って思い込みあると思う。
回答さえしとけばいい、って思ってないですか?
回答したからコミュニケーション取れている、というわけじゃない。
回答しさえすればいいなら、そんな仕事「AI」にとって代わられますね。
AIに勝つには、このブログに書いたようなコミュニケーションスキルが絶対に必要になります。
税務申告中心の税理士が生き残るには、コンサルのスキルが必要だ、と言われますが
コミュニケーションスキルの低い、回答だけしている人、回答しか出来ない人は、結局生き残れないと私は思っています。
by 073995332
| 2017-12-06 18:00