お盆を過ぎて、生前贈与、遺言書の相談が増えている
司法書士村瀬なおひとです。
こんにちは。
子どもの幸せを願わない親はいないし
親を悲しませる子どもも多くない
子どもたちが仲良く暮らしてくれるはず
親が悲しむことはしたくない
でも、親という「重し」がなくなると、自分の意見を通そうとしたり
相続人以外の人が遠慮なく意見をするようになる。
そのような事例(司法書士は幸せ産業なので少ないけど)を見聞きするたびに
何でかなと思います。
「子どもには(モメないように)ちゃんと聞かせてあるから」
「うちの子どもたちに限ってモメるようなことはない」
遺言書の作成をお勧めする際、こう言われる方は少なくありません。
作らないと言われているので無理に勧めることはありませんが
子ども「が」モメることは少なくて、子ども「以外」の人が原因でモメるケースが圧倒的に多い気がします(村瀬調べ)
例えば、子どもたちは「いいよ均等にお金分けようよ」と言っていても
その配偶者が「(遺産を)子どもの学費の足しにする」、「近所のあの人は(相続で)たくさんもらっていたから」
自分もたくさん欲しいと言うケースもある。
私は、ひとりっ子なので親の遺産でモメることはありませんが
パートナーの親の相続では、モメるんじゃないかなと心配しています。
パートナーの兄弟間のコミュニケーション不足
そして、私を含めたパートナーの兄弟の配偶者間のコミュニケーション不足があるから。
そう、コミュニケーション不足がモメ事の一番の原因だと私は考えています。
「子どもにちゃんと聞かせてある」
と言っていても、立ち話程度のことでは意味がなくて
家を守っていく人、家を出た人それぞれに話すことはあると思う
家を守る人は、親戚付き合いもお墓も守っていかないといけませんからね。
・・・・また古くさいこと言ってスミマセン
私の古くさい考えは、このブログに書きました。
【死後離婚ってなに?】
「うちの子どもたちに限って」
でも、子どもたちのパートナーたちとどれだけコミュニケーションを取っていますか?
盆暮れ正月に会う程度では、なかなかコミュニケーションも取れません。
結婚という制度でパートナーは縛られていても、パートナーの親とは、相続については他人ですから。
子どもと、そのパートナーとも、しっかりコミュニケーションが取れていれば
相続争い対策は必要ないですけど、口頭でちょろっと伝える程度では話になりません。
キチンと文章で伝えてあげないと、子どもには伝わりません。
・・・と偉そうに言ってますが、私自身、パートナーとコミュニケーションが取れているか自信ないので
コミュニケーション不足はいかんよ、と書いた手前、コミュニケーションをしっかり取ろうと思います。
子どものとコミュニケーション取れてない、子どものパートナーとのコミュニケーション不足が心配という方
生前贈与、遺言書作成をご相談ください。
あなたとしっかりコミュニケーションとってお話を伺います。