今日は、大阪に出張だったので旅のお供にこれを持っていきました。
「熱狂宣言(小松成美著。幻冬舎文庫)」
【熱狂】ねっ‐きょう〔‐キヤウ〕
[名](スル)非常に興奮し熱中すること。「ファンがライブに―する」
私は、何かに熱狂するとか、何かに熱くなるということがありません。
熱くなってる自分を客観的に見てしまい、何となく気恥ずかしくなってしまうから。
でも、心のどこかで、熱いもの、熱狂に憧れている自分がいます。
この「熱狂宣言」も、タイトルに惹かれました。
外食産業のスター、ダイヤモンドダイニング社長 松村厚久が
若年性パーキンソン病を患い、人知れず涙しながらも自分を鼓舞し、闘い続ける姿を描いたノンフィクション
病気を患った人の、涙涙の物語ではなく、
不屈の精神で病気と闘いつつ、ビジネスに邁進していく松村社長の姿を描きます。
パーキンソン病というと、体が固まって動きにくくなる病気というイメージでしたが
確かに体は動きにくくなるけれど、頭の機能はそのまま。
頭はクリアーなんだけど、体は頭ほどクリアーに動かないところが、パーキンソン病の残酷なところかもしれません。
ところで
1年ほど前、実際に、ダイヤモンドダイニング、松村社長が手掛ける店がどんなものなのか体感したくて
たまたま、名古屋に来ていた私のメンターにちゃっかり「美食米門」で夕食をご馳走になったこともあります。
次は「わらやき屋」で食べてみたいです。
「熱狂宣言」の具体的な内容は置いといて、終始私が考えていたことは
自分の周りにはどれだけ、熱狂できるものを持っている人がいるのだろうか
ということ。
私は、人がどう思おうと、何を言おうと自分のやりたいことをやっている自負はある
でも、熱狂してるかと問われたら、熱狂まではしていないと思う。
そもそも、熱狂って一人ではできないことで、周囲に伝播して熱狂が起こるのだと思う。
だから、私がやりたいことをやっていても、それが周囲に伝播させるほどの力がないから
熱狂が起こらない。
仕事でもプライベートでも、周囲に熱狂を巻き起こすくらい打ちこまないとダメですね。
「熱狂宣言」はお勧めの一冊ですし、ダイヤモンドダイニングの店にも必ず行きたくなります。