【相談者の満足度を高める相談】

 
「ここの事務所に来て初めて納得のいく説明が聞けました」
 
トラブルに見舞われて、いくつかの事務所にご相談に行かれた方
 
「こうすればいい」
「ああしたらどうだ」

 
専門家から色んなアドバイスをされたそうですが、感覚的に何か違う。
私の意見を聞いて、やっと納得がいったそうです。
 
納得していただいて安心したし、喜んでいただけたので有り難かったです。
  

いつも思うのですが、相談ってとても難しい。
 
相談者の満足度を高めて、なおかつ正しいアドバイスをしないといけない。
 
正しいアドバイスをしたからといって、相談者の満足度が低いと相談者はスッキリしません。

【相談者は「スッキリしたい」】
http://na0ism.exblog.jp/24996529/
 
相談者は、話も聴いて欲しいのに、専門家が話も聴かず「立て板に水」のごとく
正しいアドバイスをしても、あんまりスッキリしない。
 
で、専門家の側も「即答」が求められるから緊張します。
 
当然ですが、不正確なことを言ってはいけないし、いたずらに不安にさせることも言ってはいけない。
相談内容も、自分が普段扱っている業務内容と同じなら良いのですが、そうとも限りません。
 
昔、電話で

「リビング・ウィルを作りたいのですが、どうしたらいいですか?」

と聞かれ答えられなかったことがあります。

リビング・ウィル=尊厳死宣言公正証書というやつです。

Q:「尊厳死宣言公正証書」に関する事実実験について、説明して下さい。
http://www.koshonin.gr.jp/ji.html#03
 
「分からないんですか?じゃあいいです(ガチャン)」

でした。
 
面談相談でしたら、ご相談者が事務所に来られる前に、ご相談内容を伺って「コソ勉」できますが
電話相談は無理ですね。
 
 
司法書士自体の難しさもあって、司法書士の資格をとっても勤務司法書士でいる限り
独立して相談を受けることは少ない。
そして、ボス司法書士から振られる仕事も、登記といった手続の書類作成がほとんどです。

・立ち退き
・告訴
・建物明け渡し
・交通事故
・離婚
・DV


といった相談、業務を扱う司法書士事務所はあまりありません。
登記手続きを扱う事務所が大多数です。

私は、司法書士事務所に勤務していた期間が数ヶ月しかなくて
試験合格後すぐに開業しました。
 
自分は勤務に向かない
例え勤務していても勤務先と同じ仕事に恵まれるとは限らない
どれだけ勤務をしていても、独立したら分からない仕事はある
分からない仕事を相談できる同業者はいる

 
だから、迷わず開業しました。
 
実際開業して、一番最初に扱った仕事は「嘆願書作成」だったし、
2番目は「自己破産申立書作成+ヤミ金対応」。

その後、登記の仕事が来て、勤務経験のある司法書士なら、しないようなおかしなミスをしました(笑)
 
でも、勤務していては経験できない、「少し変わった」ご相談が多くて鍛えられた部分もある。
ある時期、一宮近辺で私以外に「建物明け渡し(通称タテアケ)」業務を扱う司法書士はいなかったと思います。
 
机にかじりついて理論を詰め込むより、実地で学んだ方がずっと身につきます。
 
「相談は満足度を高めるべき」というのも、多重債務や離婚、DVなど
「精神的に傷ついた相談者」に接するうちに身につけた経験によるものだと思っています。
 
傷ついた方は、充分に話を聴いてあげて信頼関係を築いてからじゃないと、その先の手続きには進めませんから。
 
傷ついた方の満足度を高めることができたなら、一般の相談者の満足度を高めることはさほど難しくありません。

b0181744_1854866.jpg

by 073995332 | 2016-01-22 18:54