【頼むなら「話しやすい人」に】

 
「で、何が聞きたいの?」
 
月1回私がお話する方がいます(「Aさん」とします)。

年齢を重ねられて将来の事が少し心配で、今「任意後見契約」をお考えです。

「任意後見契約」について書きました

↓  ↓  ↓  ↓

【高齢者に遊び遊ばれ】
http://na0ism.exblog.jp/24699075/


有り難いことに、本当は、私に「任意後見人」になって欲しいと思っていただいている。
理由として、私は「話しやすい」から。

私も、できればお引き受けしたいのですが、その方が遠方にお住まいなので
交通費が多額になるし、何かあったときにすぐにサポートができません。

なので、任意後見契約の注意点だとか、契約事項の細かな点、専門家の選び方についてご説明するにとどまっています。
 
 
司法書士の仕事で、司法書士と依頼者の「相性」を気にする仕事って少ないと思います。

例えば、法務局でする手続きなどは、1、2回顔合わせして、数週間で終わってしまうものがほとんど。
だから、もしお互いに「相性が悪い」とか「相性が合わない」と思っていても、我慢すれば終わってしまいます。

まあ、相性合わないなと思ったらご依頼いただけませんけどね。
 
成年後見とか任意後見は、依頼者と長い付き合いになりますので、依頼者の方が司法書士との相性を気にされるのは当然のことです。

Aさんは、ツテを頼って、ある専門家に電話で「任意後見契約」について尋ねた際

その専門家が開口一番

「で、何が聞きたいの?」

それで、私以外の専門家に相談をすることが怖くなってしまったそうです。


そうっすね。怖い人いますね。
 
専門家同士で話していても、

「怖そうやなあ」
「冷たそうやなあ」
「話しにくいなあ」

と感じることはありますから、素人の方は余計にそう感じるのかもしれません。

また、専門家の中には、相談者それぞれの「個性」を考えず、
一括りに「任意後見の相談」ととらえてしまって、あまり親身になって話を聞かない人もいるそうです。


他にも、社会福祉協議会等に相談した際には

「(専門家は)キチンとした人ばかりだから心配ないですよ」

と言われたそうです。

専門家がキチンとしてるのは当たり前で、Aさんはそこ以外の「話しやすさ」等が心配なのに、何か的外れのこと言ってますよね。
 
 
本当は、私にAさんがお住まいの地域に信頼できる同業者の知り合いがいればいいのですが。
 
Aさんはリーガルサポートの資料をお持ちでしたので、そちらに問い合わせることをお勧めしました。

「公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート」
http://www.legal-support.or.jp/

で、リーガルサポートへ問い合わせするときに

・任意後見契約を検討しているけど、自分は専門家との相性を重視している。
・何回かお会いして相性が合うかどうか見極めてから契約をお願いしたい。
・契約するかどうか分からないけど、それでも何回か会ってもらえる専門家を紹介して欲しい。


そう伝えてください、とアドバイスしました。

「そんな人は嫌だ」と思う専門家は名乗りを上げないでしょうが、
依頼者の立場に立ってものを考えられる人は名乗りをあげると思います。

専門家なんて掃いて捨てるほどいるし、依頼者にとっては大事な財産を託す人をよくよく選びたいと思うのは自然なことです。
少し乱暴な言い方をすると、Aさんは客なんだから、客の好みに合う人間を選ぶのは当然です。
 
その地域のリーガルサポートには、Aさんの立場に立って考えてほしいと切に願います。
あくまで専門家の立場でしか考えられないなら、リーガルサポートの行く末は見えますね。


Aさんにはよい専門家に巡り会って欲しいし、そのためのサポートを今後も続けていくつもりです。




村瀬なおひと司法書士事務所は、障がいを持つ方が働く小牧ワイナリーを支援しています。

【小牧ワイナリー】

http://www.aju-cil.com/work/winery.html

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by 073995332 | 2015-10-01 18:43