【私「法定代理人」なんですけど】

 
私は数人の方の「成年後見人」になっています。
 
成年後見人の仕事は、本人(成年被後見人)の財産管理をすることが主な仕事で
たまに役所に提出する書類を本人の代理人として作成提出することもあります。

あんまりない、と言いたいのですが、実はよくある

「私、成年後見人なんですけど」と言うと

「委任状を出してください」

と、役所で言われること。

そんな時には思わず

「えーと、あの、あなた法定代理人ってご存知ですか?」

と言ってしまいます。


法定代理人とは、代理人の一種で法律により代理権を有することを定められた者のことである。
法定代理には、例えば本人が未成年者や成年被後見人である場合に、親権者や後見人といった法定代理人が本人に代わって法律行為を行うという私的自治の補充という機能を有する。
代理権付与の審判がなされた保佐人や補助人も同様である。
本人が代理権を与えることなく、法律により代理権が与えられる点が、任意代理人と異なる。
(ウィキペディアより)



未成年者と親権者との関係を引き合いに出して

「さすがに赤ちゃんに委任状書かせないでしょ?」
「それと同じことですよ」

とお話しするのですが、あまり理解してもらえません。

ひょっとしたら、役所の方は
「赤ちゃんは字が書けないから委任状出せないよな」
くらいの理解かもしれません(笑)


委任状を出すということは=何らかの法律行為を他人に委任する

ことです。

「委任」と言う行為も法律行為で、未成年者は法律上「行為無能力者」といい、法律行為ができない人という位置づけなのです。

法律行為ができない人が「委任」という法律行為を行っても、そもそもその行為自体が無効。

だから未成年者が委任状出してもそんなもの無効なんです。

(※平成17年4月から、行為無能力者という用語は「制限行為能力者」という用語に改められています)

同じように、成年被後見人が委任状出しても無効なんです。
無効になってしまうので、「本人が代理権を与えることなく、法律により代理権が与えられる」のです。


「委任状出して」、もありますが、「本人のハンコ押して」も良くあります。

そんな時にも

「えーと、あの、あなた法定代理人ってご存知ですか?」

ちなみに、成年被後見人になると、市役所での印鑑登録が抹消されます。


公務員試験のこと詳しく知りませんが、未成年者とか成年後見人のことを学ぶ「民法」って、ひょっとしたら試験科目にないのかもしれませんね。

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by 073995332 | 2015-09-17 16:14 | つぶやき