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【思わずフリーズする質問】

 
和仁達也先生の著書
「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの対話術」
読み終えました。
 
ありきたりの感想になるかもしれませんが

「こんなに詳しく書いてもらってありがとうございます」

参考になりすぎて本が付箋だらけ(笑)
 
私が一番勉強になったのは

・相手が思わずフリーズしてしまう質問とは(142ページ)
・対話が弾まず、いちいち沈黙が生まれる2つの理由(143ページ~)

でした。
 
コンサルをしていて

「あれ?どうして答えてもらえないんだろう?」

と思うことがあって、答えてもらえないならいざ知らず、
相手が不機嫌になってしまうこともありました。

私にとって、その質問に答えてもらえないと次のステップにいけない重要な質問なのに。
無理矢理相手から答えを引き出していました。
 
答えてもらえない理由も不機嫌になる理由も、全て和仁先生の著書に書かれていました。
さっそく次からスムーズなコンサルが出来そうですよ。
 
和仁先生ありがとうございました。
 
 
今回の和仁先生の著書のテーマは「聴くこと」
タイトルには対話術とありますが、話すより聴くに重点が置かれています。
 
コンサルタント、士業にとって「聴く」スキルは何よりも重要。
ブワーと「立て板に水」のごとく話すコンサルタント、士業に優秀な方はいないと私は考えています。
 
話すことが出来る人はたくさんいるけど、上手に聴ける人は少ない。
 
私もそうでしたが、知識を得たから経験を積んだからどんな問題も解決できる、と思い込んでしまって
自信満々で解決策を提案する。
 
しかし、相談者の側がその解決策を受け入れてくれない。
「上から目線の押しつけ提案」だと、どうしてもそうなってしまいます。
 
経営コンサルタント柳生雄寛先生は言っていました。

「コンサルタントは(経営者の)意志決定『支援』業」だと。
 
支援するだけで、決定は経営者にさせる。
コンサルタントは意志決定にいたるまでの支援をするだけ。
 
経営者は、基本的に「指示されたくない」「自分で決めたい」人だから
上から目線の押しつけ提案は受け入れてくれません。

コンサルタントが道筋をつけながら、さも経営者が決定したように見せるのが良いコンサルタント。
 
考えてみれば、私も経営者で「お山の大将」
よほど信頼している人でない限り、言うことは素直に聞かないし言うなりなんてなりたくない。
全部自分で決めたいし、人に決められたことはやりたくない。

自分が嫌なことは他人だって嫌ですよね。


また、私はあまりないのですが、194ページ以降の
「聞くよりしゃべりたい衝動との付き合い方」も納得です。
 
聞かんことには問題も分からんし、しゃべることもないはずなのに
どうして人は「しゃべりたい衝動」に駆られるんだろう。


私は士業の中では、そこそこ「聴く」スキル高いんちゃうかな
と、勝手にうぬぼれていましたが、「誘い水トーク」とかまだまだ学ぶことありますね。
 
うぬぼれていた自分に気づいてよかった。

和仁先生重ねてありがとうございました。

【思わずフリーズする質問】_b0181744_18502128.jpg

by 073995332 | 2015-08-12 18:50 | つぶやき