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【有効なカード持ってますか?】

 
私は毎年欠かさず「人間ドック」を受けています。
ここ数年あんまり数値が良くないのですが、適切な治療もせずにほってありました。
 
ただ、いろんな所に不具合が出てきたので、自分の身体に真剣に向き合うことにしました。
結構、身体ボロボロだったりします。

20歳そこそこの時は、若気の至りで長生きしたくなかったのですが
40歳過ぎてからだんだん人生が楽しくなってきたので、長生きせな損かなと思った。
まあ、「憎まれっ子世にはばかる」なので長生きはできそうです。
 
身体に不具合はありますが、今の段階なら何とかなるし、有効な手立てもある。
もうどうしようもなくなってからでは遅いですからね。


将来的に発生する相続についても、早めに対応すれば、相続争いを防ぐ有効な手立てはいくつもあります。
 
・生前贈与
・遺言書
・養子縁組
・生命保険の活用
・などなど
 
このうち「子どものいない夫婦」の場合、遺言書が相続対策の有効なカードになります。

具体的には、子どものいない夫婦で、夫婦の一方が亡くなった場合に、相続人が「配偶者と亡くなった配偶者の兄弟の場合」です。

この場合に、遺言書で「配偶者に財産全部相続させる」趣旨のことを書いておけば、亡くなった配偶者の兄弟は何も言えません。

何も言えないというのは、「遺留分」という権利がこの場合の兄弟には認められないからです。
遺留分は、例え遺言書で特定の相続人に財産を譲り渡すと書かれていても、その他の相続人が主張できる権利です。

民法第1028条
兄弟姉妹以外の相続人は、遺留分として、次の各号に掲げる区分に応じてそれぞれ当該各号に定める割合に相当する額を受ける。
① 直系尊属のみが相続人である場合 被相続人の財産の三分の一
② 前号に掲げる場合以外の場合 被相続人の財産の二分の一


条文の読み方よく分からない人がいるかもしれませんが

「(被相続人の)兄弟姉妹以外の相続人には、遺留分という権利が認められますよ」という意味です。

つまり、被相続人には遺留分が認められません。

だから、

「子どものいない夫婦」は、遺言書をぜひ作るべき。


私はあまり、「作りましょう」とか「やるべき」とは言わないのですが、こればかりは「やるべき」と言ってます。

例えば、夫を亡くした妻は、夫を亡くした悲しみにくれる時間もなく、葬儀や諸手続に追われ
なおかつ、夫の兄弟と遺産分けのお願いをしなければなりません。
息子や娘がいれば、相談したり心の支えになってくれるでしょうけど、それもできません。

夫が亡くなったとたんに夫の兄弟との関係に変化が生じる場合もある。
また、夫の兄弟が亡くなっていれば、その兄弟の子(おい、めい)に遺産分けのお願いをしなければいけません。

夫の兄弟に遺産分けのお願いをさせたり、おいめいにまでお願いをするなんて。
そんなの、夫を亡くして意気消沈している妻に酷ですよね。

だけど、遺言書一通あれば、そんな酷な状況にはなりません。
 
先日も

遺言書に抵抗感を示していた方に、相続にはおいめいが関係してくることがあるとお話したら

「確かに、おいめいのことよく分からないから(妻に遺産分けの手続きさせるの)不安だ」

という方がいらっしゃいました。 


相続が起こったからって必ずモメるわけではありません。
モメないならモメないで良いし、モメても相続争いを防ぐ有効なカードがあれば安心ですよね。


「子どものいないご夫婦」は、遺言書をご検討ください。



※先日、創業70周年を迎えた老舗の証券会社「丸八証券株式会社」にてセミナーをしてきました。

http://www.maruhachi-sec.co.jp/

「あっても困る遺言 ないと困るゆいごん」

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by 073995332 | 2015-07-16 18:50 | つぶやき