【少し「変態」かもしれません】
お仕事をいただけるのは有り難いのですが、失礼ながら同じような種類の仕事が続くと
少し「変わった仕事」をしたくなります。
同じような仕事を数こなせば、手間は少ないし実入りもそこそこにはなる。
でも、自分の頭の働き具合を確認するためにも、たまには「変わった仕事」がしたくなる。
その仕事が変わっていれば変わっているほど、楽しくウキウキします。
「変態」ですね(汗)。
でも、同業者にはそういった「変態」が多いと思います。
基本的に、士業は勉強をしたり本を読むのが好きな人が多いから、勉強は苦にならない。
私もさせられるのは嫌いですが、自分でする勉強は好き。
ジャンルに偏りは有りますが本を読むのは好きで、本に関してはお金に糸目はつけません。
先日も、私がウキウキするような「変わった仕事」が来ました。
ウキウキに加えてドキドキもあるので、これはたまりません。
勉強したことはあるけど、実際の仕事では使ったことのない知識を使わないと解決できない仕事。
その仕事をクリアしたとて、ドキドキするような「事後対応」が求められます。
人間、追い込まれると頭の奥底に眠っていた知識が、「知識の引き出し」からシャッと出てきますね。
いつも追い込まれる前に、シャッと出てくると助かるんだけど。
何となく、解決へのアウトラインができたので、私がその仕事をするのか、他業種の方にお任せするのか考えます。
「定型の仕事だけではなく、どんどん新しい分野にもチャレンジしてくれそうな印象を持ったから」
私と10年以上取引をされている会社の社長に
「どうして私を選んでくれたのですか?」
と質問したときにこんな答えをいただいた。
今見たら、「死にたくなるような」お粗末な出来の私お手製の事務所ホームページがあって
それを見て社長は、私に電話して「定型の仕事だけではなく・・・」という印象を持っていただいた。
確かに、チャレンジはしました。
14年前くらいだから、司法書士でホームページ持ってる人の方が珍しいくらいでしたから。
何かメッセージめいたものを込めたのかどうかは記憶にはないですが
そのときから「他の人と同じ事やっても目立てないだろう」とは思っていて
今ほど明確ではないけど、変わったことは書いていたような気がします。
思い出してみても、なぜ司法書士になったのかと問われて
「人助けがしたいから」
と、私は答えて先輩同業者をポカンとさせていました。
今でこそ、司法書士が、借金の整理や成年後見で「人助け」に関わることが増えましたが、
私が仕事をはじめたてのころはそのような仕事は少なくて
多くの同業者は、いかに金融機関や不動産業者と良い関係を築いて定型の仕事をもらうかに腐心していました。
そんななか「人助けしたい」なんて言うヤツはアホ扱いです。
やっぱり私は空気読めませんね(笑)
腐心した方が良かったのかな、とも思いますが、司法書士が「人助け」に関わることが増えたように
今まで多くの同業者が欲しがっていた定型の仕事も、いつの間にか減少傾向にあります。
司法書士は、事務所を大きくして減少傾向にある仕事を追いかけて囲い込むのか、それとも新しい分野にチャレンジするのか。
専門家というよりも経営者としての判断が求められます。
どのような方向へ行くのかは個々人の判断ですが、私は「ニーズ第1」。
自分が求められている方向に進んでいきながらも、ワクワクドキドキする新しい分野に対応していきたいです。
ワクワクドキドキしなかったら、例え、新しい分野でも手は出しません。
※前のホームページにはこんな写真も載せてました。