【変な士業の人たち】
『そういえばこの前、Iさんに会って、変な士業の人集めて飲み会しようって話になりました
僕と村瀬さんとIさんは確定です。』
ある士業の友人からこんなメールをもらいました。
どうも、近々「変な士業の人」が集まる飲み会があるようです。
確かにIさんは変。あんまりお話したことないけど変。
女装する人ってIさん以外に知らないもの。
以前、Iさんから
「弁護士とか司法書士を集めた勉強会があるけど来ませんか?」
と誘われたけど
「勉強嫌いだし、弁護士とか司法書士とかと話してもつまらないから行かない」
と断った私も変ですね。
「変じゃない士業の人」は、「誰が変なんだ失礼じゃないか!」と怒るかもしれない。
そもそも、「あなた変ですから飲み会来ませんか?」なんて誘われないですよね。
でも、「変な士業の人」確定(らしい)の私は、「やっぱりな」とか「有り難い」とか喜んでしまいます。
「真面目な士業」ではランク外の私でも「変な士業」では真っ先に名前が挙がる。
「真面目な士業」なんて掃いて捨てるほどいますからね。
「真面目な士業」の人たちは、どうやってお客さんから選ばれているのか不思議です。
だって、士業が真面目なんて当たり前で特徴とは言えないから。
「変」でもなんでも、人の口から自分の話題が出ることは価値がある。
「変」でもなんでも、お客さんから選ばれた者勝ちです。
でも、「変」って言われ続けるのも大変で、いっそのこと特徴のない真面目な士業にカテゴライズされてた方が楽だったりします。
なんで「変な士業」になってしまったんだろうと、後悔することもほんの少しある。
ほんの少し。
本人は至って真面目なつもりなんですが、周りは真面目に見てくれない。
真面目なだけなら、普通に仕事していればいいけど
「変」である以上、仕事がへなちょこならただの「バカ」でしかありません。
「変」はかなりリスキーです。
退路をたって、覚悟を決めないと「変」で有り続けることは難しい。
スポーツ選手で、少し前の亀田三兄弟とか本田圭佑は、少し大きな口を叩いて注目を集めていた。
いわゆる「ビックマウス」というヤツですね。
その発言に眉をひそめる人もいましたが、あえて大口を叩いて自分を追い込む。
何か事を成し遂げるには、自分を追い込む必要がある。
それがビックマウスだったり、あえて人と違うことをやるとか方法は様々。
事をなせばいいけど、失敗すればとたんに周囲から非難を浴びる。
「大きな口を言って」
「おかしな事をするからだ」
私はスポーツ選手ではないけれど、自分の才覚を頼りに世の中を渡っていくことには、スポーツ選手と何ら変わらない。
将来に何の保証もないし、今日ある仕事が明日あるわけではない。
真面目に人と同じ事をしていたら安心だけど
人と同じことをしていては、その人以下の成果しかなしえない。
人以上の成果を得ようと思ったら、人のしないことをやるだけ。
そんな感じで「変な士業」として活動しています。
ところで、私は「変」だと言われますが、具体的にどういったところが「変」なのか誰も教えてくれません。
どこら辺が「変」なんですかね?
※このイラストとIさんの仕事とは基本的に何も関係ありません。