【じゃあ、司法書士で食えますか?】
「司法書士は登記でメシをくわにゃ」と言ってる方は、食えなくなると思います。
「~すべき」
「~ねばならない」
って方は、厳しいと思う。
また、私が資格を取るために習得した知識や仕事で蓄積したノウハウもネットの発展とともに価値を失っている。
ネットで調べれば、一発で知りたい知識ノウハウが得られます。
しかし、知識ノウハウが価値を失っているのに、依然として愛知県司法書士会では、会主催の面談相談は原則有料です。
会員の多くは無料化を訴えていますが、自分たちの知識ノウハウに価値があると信じ切っている頭の古い司法書士会の役員は、無料化に強く反対しています。
ちなみに、中部6県(愛知、岐阜、三重、福井、石川、富山)で、いまだに有料相談を行っているのは愛知県司法書士会だけです。
あくまで有料相談に固執しているため、愛知県司法書士会の面談相談は閑古鳥が鳴いています。
期間限定で無料相談をやって、お茶を濁しているだけでは何も変わりません。
会主催の面談相談を、司法書士会の広報活動の一環(または、フロントエンド商品)と割り切った方が絶対に賢いのになと思う。
まずは、私たちがどんなことができるのかを知ってもらうことが先決なんですけどね。
まあ、会は何も助けてくれないと思っていますから別に構いません。
ところで、今日質問されたんですけど
「一般的に司法書士はどんな仕事をしているのですか?」
一般的ということは「お前(私)以外は」ということでしょうね。
特殊で良かった(笑)
一般的に儲かってる司法書士は、不動産業者、住宅メーカー、金融機関と取引して、不動産の売買や金融機関から融資を受ける際の手続きを請け負っています。
でも、この先の日本は急速な高齢化、人口減で不動産や住宅のニーズが減ることは確実。
「不動産業者をいくつかつかんでおけば安泰」という時代は終焉を迎えつつあります。
じゃあ、どうしたら良いんでしょうね?
オーソドックスな考え方は「高齢化社会に対応した業務に注力する」です。
遺言書、成年後見制度ですね。
じゃあ、見込み客となる人にどうやってアプローチするのか
競合する同業者に先んじて受注するにはどうするのか
・・・・・・・
考えることたくさんありますが、これはきっとみんな考えてますよね。
では、オーソドックスな中にヘテロドックス(オーソドックスの対義語だそうです)な要素を入れたらどうでしょうね。
これは結構勇気がいるかもしれません。ヘテロドックス=異端ですから。
「~でなければ」
「~ねばならない」
で、きてる人には難しいでしょうね。
あとは、「売り物」を変えてしまうとか。
今まで、司法書士の商品だった「知識やノウハウ」ではなく、別のものを売る。
知識やノウハウは、その商品を売るための「手段」にしてしまう。
結局、行政書士であっても司法書士であっても、知識ノウハウというツールを使って「何を売るか」を考えることができる人が食えるのだと思います。
決して知識ノウハウは売り物ではない。
考えないものは食えません!