【相手の「ノー」を「イエス」に変えるには】
7月5日土曜日に経営コンサルタント平野貴之さんの勉強会に参加してきました。
http://profile.ameba.jp/no1egao/
経営コンサルタントの人って結構いると思うのですが、私が平野さんを好きな理由は
「とても分かりやすいから」
無駄に横文字を並べたり、「俺を学者にしたいんかい!」ってくらい実際の経営とはほど遠い話を使うコンサルの人って多い。
難しいことを難しいまま伝えてしまう人は人前で話す資格はないし、その難しい話を意味も分からずに有難がって聞く人も問題です。
だから私は、話を聞いて難しいなと思ったら「難しくて分かりません」とハッキリ講師に伝えるようにしています。
その点、平野さんの話は最初にお会いして聞いた時から分かりやすかったので、すっかりファンになりました。
平野さんの著書「社長は現場に出るな」絶賛発売中です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4806146919
で、今回の勉強会は「伝え方が9割」(佐々木圭一著)をベースに
『相手の「ノー」を「イエス」に変えるにはどうすればいいか。』を議論しました。
本の内容は割愛しますが、勉強会の参加者が次のような質問をされました。
①浪人生の息子がいる
②食事をとった後に、息子が自分の食器を片づけない
③注意をすれば食器を片づけるが、言わない限り片づけない
④注意する形でなく、息子が自主的に片づけるような言い方はないか
息子さんの「えーめんどくせえ。やりたくない」を「分かった」に変えるにはどうすればいいかですね。
浪人生ということで、合格後の生活をイメージさせることが大切だと考え、私は次のような意味合いのアドバイスをしました。
一人暮らしするなら、何から何まで自分でしないといけない。
だから、合格したつもりで、今から合格後の生活のリハーサルとして片づけをしてみないか。
または
一人暮らしをしている先に女性を呼ぶ場合には、料理上手な方がモテる。
だから、料理の初歩として片づけをしないか。
どうですかね?
私は、相手方にメリットを与えたり、ポジティブな印象を与えるような伝え方を普段から心掛けています。
だから、『相手の「ノー」を「イエス」に変えるにはどうすればいいか。』のアドバイスをある程度することができます。
交渉とまではいかなくても仕事で、目の前の相手にお願いごとをするとか、自分の思うように動いてもらうことってありますからね。
「やれ!」と言ってみても相手は動きません。
こちらが一段下に降りることから始めます。
上から言っては絶対にだめ。
自分が上から言われたら嫌なはずなのに、上から物を言っちゃう人多いです。
自分がお願いする立場ってことが分からない。
私が過去に関与した案件でも、自分の立場をわきまえて、一段下がってお願いすることができたら、争いにならなかったのにと思うことありました。
「相手の「ノー」を「イエス」に変えるにはどうすればいいか」って、結局は、自分がどんなことを言われたら嬉しいか、心動かされるかを想像することだと思う。
自分が嬉しかったり、心動かされることは、相手だって同じように感じるはずですから。
※平野貴之さんと「伝え方が9割」