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【受任してから考える】


最近、新人司法書士の方から「分からないことだらけなので教えてください」と頼まれた。
「私は未だに分からないことだらけです」って言う勇気はなくて、「分かることは何でも教えますよ」って答えておきました。

私の親しい同業者の方も、未だに分からなかったり悩んだりしています。
事件名としては、たとえば「成年後見」「相続手続き」であっても、一つとして同じ事件はありません。

書類に作り方については、良い書籍もたくさんあるし、ネットでも調べられる。
どーしても分からなければ、自分の考えを明らかにしてから、裁判所なり法務局に聞けばいい。

新人の方がとても不安になるのはよく分かります。

「依頼者の質問に答えられなかったらどうしよう」

とか

「失敗したらどうしよう」って不安になる。

でも、事件を受任する前に不安になっていても仕方がないので、まずは事件を受任するにはどうしたらいいかを考えないといけない。
どんなに知識が豊富な人でも仕事が来ないことにはどうしようもないから。

今日も、同業者とそんなことを話していて、

「新人の人は、とにかく受けちゃってから(事件を受任してから)考えればいいのにね」

という結論に至りました。

「そんな無責任な」って言う人もいましたけど、誰でも初めてのことはあるわけだし、難関の資格試験を突破したわけだから能力はある。
考える力あるから何とかなるでしょ。子どもも水に投げ入れれば必死に泳ぐわけだし。

あれこれ考えていても仕方ないから、自信なくても受任する。
受任後、必死で調べれば何とかなるし、調べても分からなければ分かる人に聞く。
そうするうちに自信もついてくる。

私はそんな感じでやっています。

開業するときも
「どんなに修行を積んでも、分からないことは沢山ある」
「分からないことは人に聞けばいいから、丁稚奉公みたいな修業はやらずに開業しよう」
という感じでした。

裁判所や法務局に提出する書類の作り方は本に書いてあるけど、本に書いてないことで重要なことってたくさんあります。
本に書いていないことは、経験から学ぶしかありません。

先日も、他の新人司法書士が「経験がないから」と断った案件が私のところに来ました。
経験しないといつまでも「経験がない」まま。

どんなにベテランの士業でも分からないことは沢山あるし、分かっていたことでも忘れてしまう。

分からないことは失敗して恥をかいて怒られてこそ身につきます。
失敗してもその依頼者から仕事を断られるだけで、命までとられるわけじゃない。
一人の依頼者から断られても、日本にはまだ1億人以上の見込み客がいる。
そんな感じで気楽にやればいい。

私は未だに、仕事で分からないことがあるし、失敗して恥をかいて怒られていますよ(笑)

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by 073995332 | 2014-06-28 22:14 | つぶやき