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裁判員裁判

先日、生まれて初めて「裁判員裁判」を傍聴しました。

たまたま、私が名古屋家庭裁判所に仕事で行って、たまたま友人の弁護士が弁護人として裁判員裁判に関与していたという、「たまたま」が重なっての傍聴。

裁判員裁判というと、殺人とか放火という重大事件を裁くものというイメージでしたが、
私の傍聴したものは「へっ!?そんな事件も裁判員裁判?」という事件でした。

裁判員裁判の感想。

やはり刑事事件は、民事事件よりもずっとわかりやすい。

民事事件は、極端な話、書類のやり取りだけで終わってしまうので、何が何だかわからないうちに終わってしまいます。
一方で、刑事事件は冒頭陳述といって、検察官が事件のあらましを説明してくれるので分かりやすい。

しっかり傍聴はしていたのですが、私の悪いクセで、ツッコミを入れながら人間観察をずっとしていました。

「検察官若いなあ」
「検察官のパンツ(ズボン)がおしゃれ」
「証人、それを言ったらマズイよ」
「証人、偉いなあ健気だなあ」
「裁判官、融通きかなそう」
・・・・・

残念ながら、最後まで傍聴はできませんでした。
だって、午前9時45分から午後5時までですから。


司法書士は、基本的に「幸せ産業」。
人に恨まれることは少ない仕事です。

他方、弁護士は、犯罪者を擁護する仕事もしなければなりません。
時には、人に恨まれもする。
弁護士の心証がクロでも、依頼者(被疑者)がシロと言えば、依頼者のリクエスト通りの弁護をしなければならない。

心理的な葛藤をものすごく感じるのではないでしょうか。
私には務まりそうもない。

弁護士の大変さを少し感じた傍聴でした。
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by 073995332 | 2013-10-15 17:36 | つぶやき