「ハンコ代」というお金

こないだ、不動産の名義人が亡くなった後、約30年の時間を費やして相続問題が解決しました。

「私が関与したから問題解決した!」

と威張りたいのですが、その相続問題に関わってたかだか数年なので、私の力はあまり関係ないです。


「話し合いで解決つかないと裁判所の調停になり、調停だとこんな感じで、話し合いだったらあんな感じだから、話し合いの方が得だよね。」

とか

「話の通じる人の代で問題解決しとかないと、子どもさん、お孫さんに迷惑かかっちゃいますよね。」

など

ちょこちょこアドバイスはしました。


長年に渡る相続問題が解決したのは、金額的に得か損かというよりも、問題を子どもや孫の代に先送りするのは申し訳ない、という考えが大きかったからかもしれません。
法律どうこうよりも「感情」に訴えかけた方が良い場合もありますね。


ところで、遺産相続の場合「ハンコ代」という、よくわからないお金が出てくることがあります。

「遺産相続にハンコ代いくら支払ったらよいでしょうか?」

と聞かれます。

ケースによりけりですが、私のかかわった案件だと数万円~百数万円です。
もっとも、ハンコ代を要求されない限り支払う必要はないし、要求されても最初は低めの金額を提示すべきです。


まれなケースですが、書類にハンコをお願いする側の人が上から目線で

「いくら金払ったらハンコ押すんだ?金がほしいんだろ?いくらでも払ってやるわい」

とやってしまうと、まず問題解決は難しいです。
お金の問題は解決が容易ですが、相手方の「感情」を害してしまうと大変。

そんな時、私は「まず、謝るところから始めましょうか」とアドバイスします。



【ハンコ代とは?】
1人の相続人が財産の全てを取得する代わりに、他の相続人に金銭を払うという代償分割の一つです。相続が発生し、遺言がない場合に、名義変更をするときは、遺産分割協議書が必要になります。その際、跡取りとなる人が書類を作成し、他の相続人には印鑑を押してもらうときに支払うのが、いわゆるハンコ代です。相場は、数万円から数億円まで、資産内容や相続人の関係によって本当に様々です。



b0181744_17302870.jpg

[PR]
by 073995332 | 2013-08-05 17:31 | つぶやき