読書好きは「同志」
両親とも読書好きという環境が大きかったのかもしれません。
小、中、高の学校生活での人付き合いが苦手でしたが、読書をすることで自分の世界に入り込んでいました。
読書をすることで知識が増えるし、人間が豊かになるような気がします。
今の仕事に就いたのも、ひょっとしたら読書が関係しているかもしれない。
経済的な理由から好きな本を購入して、好きなだけ読書を楽しめない「子ども」がいます。
もちろん学校の図書館を利用していますが、学校の蔵書などたかが知れています。
その子の住む町には、大きな図書館があるのですが、そこまで行くには公共の交通機関を乗り継いでいかなければなりません。
交通費もバカになりません。
経済的な理由 その子の力ではどうすることもできない問題です。
でも、好きな読書ができないことで、ひょっとしたらその子の豊かさが育たないのではないか。
知識を増やすことができないくて、将来の選択肢が減ってしまうのではないか。
そんな心配をしてしまいます。
そこで、おせっかいかもしれませんが、読書好きのその子のためにひと肌脱ぐことにしました。
もちろん、その子の親ではないので、本を買いあたえることはできません。
お金を出さなくても、知恵を出せばたいがいのことは何とかなります。
なので、私は知恵を出すことにしました。
好きな本を読めないことほど辛いことはないし、読書をしたことで自分自身が救われた経験がある。
読書好きな人は「同志」みたいなものです。
その子が読書を通じて、知識だけでなく人間的な豊かさを身に着ける手伝いができたらうれしいです。