【11年ぶりの再会】
「村瀬さんですよね。○○です。」と名乗っていただいても、なかなかお顔と名前が一致しません。
先日も会釈をしていただいた方が、果たしてどなただったのか分からず、今も悶々としています。
そんな私が、11年前に一度だけお目にかかった人のことをずっと覚えていました。
それは・・・
「司法書士試験の口述試験の試験官の方」
先日、とある公証役場で、公証人になられたその方と再会しました。
(公証人という職業は、多くは元裁判官、元検察官、元法務省のお役人等がなる職業。)
11年前、いち受験生としてコチンコチンに緊張していたにもかかわらず、なぜ私がその方のことを覚えていたのか分かりません。
「笑みを絶やさない穏やかな人」という印象がよほど強かったのでしょうか。
公証人役場でその方に「公正証書遺言」の作成をお願いした際、思い切ってその方に聞いてみました。
「○○先生は、以前、司法書士試験の試験官をされていませんでしたか?」
依頼者の手前、「(司法書士試験の)平成14年合格の方は優秀な方ばかり」と持ち上げていただきましたが、私は、口述試験でどうしても分からない問題が出て、「笑って誤魔化す」という暴挙に出たことを白状します。
「直接、仕事に関わらないことでもいいから、何でも相談してください」
とも言っていただきました。
人との出会い、別れ、そして再会。
今回の件で、今後出会うであろう人のお顔は出来るだけ覚えて、その人たちに良くしてあげようと、あらためて思った次第です。