【宮古市被災地法律相談会~新幹線は無理~】①
旅の記録としてブログに綴りたいと思います。
******************************
そもそも私が司法書士になったのは「人の役にたつ仕事」がしたいと思ったからです。
「儲かりそうだから」とか「何かカッコイイかも」といったことは、あまり考えませんでした。
なので、登記という手っ取り早くお金がいただける仕事を多くこなす同業者から、白けた目で見られようとも「私は人助けがしたいのです」と言い続けていました。
私たち司法書士の業界は、とかく「登記の仕事をたくさんこなした人がエラい」という風潮があります。
なので、私のように登記の仕事が少なく、人助けをしたいと思うようなヤツは問題外です。
しかしながら、「人助けをしたい」という気概のある司法書士は全国には少なくなく、「阪神大震災」を始め愛知県の「東海豪雨」の際には全国から多くの司法書士が駆けつけて被災地相談会を開催しています。
私も8年前の「中越地震」の際には新潟県小千谷市、昨年の「東日本大震災」には岩手県陸前高田市の被災地相談会に参加しました。
で、今回は、岩手県宮古市での巡回法律相談会の募集があり応募した次第です。
過去の法律相談会で、私たちが被災地に出向いて被災者の方々の抱える問題を全て解決できたわけではなく、単なる情報提供や単なる話し相手に終始したこともありました。
被災者の方々の抱える問題と私たちの提供する回答のギャップがあるということを常に意識しなければなりません。
簡単に言うと私たちは「役たたず」であると思わなければならない。
なので、私は被災地で買い物をしたり食事をして、少しでもお金を置いていくことも被災地への一つの貢献であると考えるようにしています。
今回の宮古市への派遣も、そんな感じで考えていました。
(つづく)