多重債務者とは
これは、瀬戸市を始め、春日井市、小牧市、尾張旭市、豊明市、東郷町、日進市、長久手市の消費者問題担当者で構成される「尾張東北部消費者行政研究会」の研修会の一環で、「現場の声を聞きたい」との要請がありましたのでお話してきました。
当会の地道な活動が認められたということでしょう。
午後2時から4時までの講義で、当初は、前半は鈴木司法書士が債務整理の方法について、後半は私が多重債務の現状とあしたの会の紹介について話す「予定」でした。
「予定」というのは、「債務整理の方法」について高度な内容だったため、受講生のモチベーションが下がったと見受けられましたので、急遽私のパートの内容を変更。
私の経験を面白おかしく、そして役所の方が多重債務問題に関わるときの注意点5つお話しました。
もし、私の経験を聞きたい方は、私をつかまえて聞いてくださいw
「多重債務者という特殊な人はいない。誰でも多重債務者になりうる。」
これは、私が特に伝えたかったことです。
・昨今の不況から、安定した収入を得ることが難しくなった。
・気軽にローンが組め(特に車)、クレジットカードを作ることができる。
・収入の増加を見越して、段階的に金利が上昇する住宅ローンをくんだが収入が増えない。
・消費を煽るマスコミ
・・・
多重債務に陥る「種」はそこいら中に散らばっています。
司法書士なんて「安定した収入」からとてつもなく遠いところにいますので、私も多重債務に陥っても何の不思議もありません。
「毎月決まった日に決まった給料が入り、年2回ボーナスまで入る。」
そのような職業は、非常に希有ではないでしょうか。
公務員という「希有な職業に就いている方々」にどこまで伝わったかは分かりませんが、ご自身たちが「希有な職業」に就いてることに気づいていただけたら有難いのですが。
最後に・・・
瀬戸市は、電車で行っても少々遠かったです。