「あたまのいい人ってどんな人?」
こんな話題が出ると私はこんなことを言っています
「勉強できるからあたまがいいって訳じゃない」
勉強できるけどアタマ悪いのいっぱいいるし
勉強できないけどアタマいい人もいっぱいいる
あたまのが良いの定義は人それぞれ
・知識がある
・的確な判断ができる
・1を伝えれば10理解する
・学歴がある。資格がある。
学歴、資格があるのを「あたまいい」としたら、私は「あたまいい」になります。
けれど、私自身は「あたまいい」を、1伝えれば10理解すると思っていたら、私は「あたまいい」になりません。
「あたまいい」が話題になるとき、私は2人の人を思い出します。
1人は、ある法務局のエライ人
もう1人は、私が破産手続きをした依頼者
法務局で偉くなるだけあって、法律知識や手続きには詳しい
その方が知っているのは法務局内部のことだけで
「自分が分かることは相手もわかるはず」
という思い込みにとらわれていて、相手が理解しているかどうか、分かりやすく自分の話を伝えよう、という気持ちがありません。
「知識はあるけど頭悪い人」
反対に、依頼者の方は学歴は中学卒業で身体を使った仕事をしている。
でも、自己破産に必要な「債務増加の経緯」という文章が素晴らしい出来映えでした。
自分の家庭環境、負債を作ったきっかけ、これからどうやって生活を立て直していくのか
が過不足なく、私の心に伝わるように書かれていた。
私が自己破産のお手伝いをした方は100人を超えます。
それこそ学歴にある方知識のある方もいましたが、その方にかなう文章を書いた人はいません。
あまりにも素晴らしかったので、コピーをとって私が大事に保管をしています。
「知識はないけど頭のいい人」
私のような仕事をしている人は、一般的には「あたまのいい人」になると思います。
けれど、法務局の方のように「知識はあるけど頭悪い人」ってけっこういる。
自分も、長いこと同じ仕事をしているから、知らないうちに「頭悪い人」なっているかもしれないので気をつけています。
それに「知識があるだけの人」は、すぐにAIにとって代わられてしまいますしね。
あなたの周りには、どんな「あたまのいい人」いますか?