「銀行とか不動産業者との仕事は自分には向いていないからやりません」
村瀬さんは、自分の知っている一般的な司法書士とは違いますね
とよく言われます。
その方の知ってる司法書士は
不動産業者とか銀行とくっついて仕事をもらっている人
私は、そういった業種、会社とではなく個人の方を相手にする仕事が多いです。
不動産業者等から仕事をもらう人が正解で
私が不正解というわけではなく
向き不向きの問題だと思います。
なんで、一般の司法書士と同じ仕事をしないのかと問われれば
「自分には向いていないから」
と答えています。
ホントに向いていないなと思います。
もちろんご依頼をいただければ、そつなく仕事をこなしますが
あまり楽しくない。
銀行や不動産業者のリクエストに答えても
喜んでもらえるわけでもなく、感謝をされるわけでもない。
ただ作業をしているだけ。
私が開業した当初は、周りの同業者が銀行、不動産業者との仕事をすべき、みたいな雰囲気だったので
何とかその雰囲気についていこうとしましたが無理でした。
「普通の」司法書士になりたかったけど無理でした(笑)
【「普通」になりたくて】
「普通じゃない」方向に進むのは、少し勇気が要りましたが
「普通じゃない」から人に覚えてもらいやすくなったり、面白がってもらえてますけどね。
普通じゃなくても、普通の司法書士がするような仕事の依頼は来るし
依頼件数も売上も毎年上がっています。
法律専門家なので聞かれたことは何でも答えられる必要があって
何事もそつなくこなす必要があって
人柄も良い
そんな「こうあるべき」という呪縛があった時もありましたが
できないことや興味のないことに手を伸ばす必要はなくて、自分が得意なこと、興味のあることを伸ばせばいい。
だから私は、銀行や不動産業者の仕事は好んでやりません。
みずほ銀行、UFJ銀行の人員削減店舗縮小のニュースがリリースされ始めたので
司法書士のビジネスモデルも変わらざるを得ません。
仕事を出してくれていた銀行の支店が減る、というのは司法書士業界にとって痛手でしょうね。
どの業界も「作業」しかしていない業界は、ますます厳しい時代がやってきているから
得意なこと、興味のあることを仕事にしている人にとっては大きなチャンスですよ