「村瀬先生ですか?実は・・・」
日曜日の早朝、寝ぼけ眼の私の携帯に病院から電話がかかってきました。
被後見人さんが亡くなったので、医師がする死亡確認の立会(?)を求められました。
本来ならご親族がなさることですが、今回は事情があり私が立ち会うことに。
死亡確認の立会をした後見人って、あまりいないかもしれませんね。
亡くなった後は
・ご親族への連絡
・葬儀社への連絡
・死亡診断書の受け取り
・お寺の手配(枕経、お通夜、葬儀の打ち合わせ)
・ご親族と葬儀プランの打ち合わせ
・・・・・・
日曜日の予定は全てキャンセルして、てんてこ舞いでしたけどね。
実父の葬儀を含め、今回で3回目の葬儀を仕切るので
慣れることじゃないでしょうけど、スムーズに進められます。
法律上、成年後見人は「被後見人の死亡」をもってお役ご免。
管理をしていた財産等を引き渡せばお終いですが
ご親族のご要望もあって、葬儀もお手伝いすることになりました。
司法書士の仕事は「相続登記」のように、相続、人の死と関係した仕事ですが
今回のような死亡確認に立ち会うといったことは、なかなかないので、正直、精神的にこたえます。
つらい
他人だし
裁判所で選ばれただけの代理人だけど
生前、交わしたやり取りがいちいち思い浮かんでつらい。
仕事とは言え、なかなか割り切ってできるものではない。
今の仕事を続けている限り、つらい思いや、精神的なダメージとはずっと向き合っていかなければなりません。
成年後見人は、重い責任に堪えられて、精神的にタフじゃないと務まらないです。
今回のダメージが癒えるまで少し時間がかかりそう。
※行政書士も成年後見人になれるのは分かりますが、申立書作成は誰がしているんだろう?