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【そのお金なにに使いますか?】

 
「どこどこ銀行の窓口で、お金下ろそうと思ったらしつこく使い道聞かれて、挙げ句の果てに警察を呼ばれた」
 
年配の方と話をしていると、金融機関の窓口対応の話がよく出ます。
 
振り込め詐欺とか融資詐欺といった高齢者が被害にあう詐欺があるから
金融機関も多額の預金の引き出しには慎重です。
 
しかし、警察呼ぶなんて行きすぎですよね。
 
「へー大変なんですね」と他人事でしたが、まさか自分が同じ目に会うとは思いませんでした。
 
 
保険やリース代の引き落とし専用の口座で
めったに窓口を使わない銀行だったからなのか
 
それとも、人相が怪しかったからなのか
 
「お金の使い道を教えてください」
 
と窓口の人に聞かれました(笑)
 
いつもよく使う「U○J銀行」では聞かれたことなかったのに。
 
確かに少し頭に来ますね。
 
「使い道聞くのって高齢者だけじゃないの?」
 
って尋ねましたが、年齢関係ないらしいです。
 
 
自分が使う口座ですらこれですから
他人の通帳を預かってお金を引き出す場合はもっと難しくなります。
 
「夫(妻)のお金を引き出したい」
 
と言えば、昔はお金を出してくれるところもありましたが
今は難しくなっています。
 
夫(妻)で難しいのだから「子ども」はなおのこと難しい。

親に頼まれて、では金融機関はお金をおろしてくれません。
クレジットカードがあれば、ある程度のお金は引き出せますが
年配の人って、カード持ってない人もいます。
 
そんな時に備えて、公正証書で
 
委任契約書
 
を作ることをお勧めしています。
 
親子間で契約書って大げさに見えますが
対金融機関では、公正証書で契約書を作る意味は大きい。
契約の内容を準公務員である公証人が証明していますからね。
 
親が身体が不自由になった時に備えて、お金の引き出し等について委任契約をしておけば
わりあい簡単にお金をおろすことができる。
 
もちろん、親が元気なうちは親が自由にお金を使えばいいし。
委任契約結んだからって、全財産を子どもに差し出す必要はありません。
 
 
・・・と委任契約(+任意後見契約+死後事務委任契約)を勧めていたら
結構な数の方と契約することになってきました。
 
将来のお金のご相談はお早めに
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by 073995332 | 2017-07-05 17:35