【専門家は「感情」を考えない】

 
「私には最近ショックなことが2つありました。

1つは私の年齢が死んだ母と同じ年齢になったこと
あんなおばあさんだった母と同じ年になるなんて。
 
もう1つは甥に「遺言書作った方がイイよ」と言われたことです。」
 
伯母が友人たちとの集まりでスピーチする機会があり、こんなことを話したみたいです。
 
・・・あっ、ショックやったんや。ごめん。
 
 
赤ん坊のとき、「おむつ」を替えていた甥(私のこと)に
 
「遺言書作れ」
 
と言われたら確かにショックでしょうね。
 
親戚の関係を専門家の立場からみて
近い将来起こるかもしれない「相続争い」を考えたら
遺言書1通作っておけば安心で、心配の種を確実に摘み取れます。
 
とはいえ

いくら法的に正しくても
手続きが正しくても
「桜庭ななみ」が告知しても(写真参照)
 
「感情」を配慮しない提案は、なかなか受け入れてもらえません。
   
「遺言書作りなさい」
「エンディングノート書いたほうがいいですよ」
 
遺言書を作った方がいいのは分かっている
エンディングノート書くことで自分の伝えたいことが伝わるんだろう
 
そんなことは百も承知。よく分かっている。
 
でも
 
「死に支度」をするみたいで寂しい
まだまだ元気なのにエンディングって・・・
 
手続きをした方がいいことは分かっているけど
自分の感情と折り合いがつかない。
 
依頼者はそんな複雑な心情を専門家に分かって欲しいのです。
けど、専門家はそのあたりをくみ取るのが苦手。
 
きっと専門家だって逆の立場だったら、素直に遺言書作るってならない。
常に依頼者の立場になって考えられる人のところに依頼は集まりますよね。
 
 
で、伯母の件ですが続きがあって 
 
「・・・甥に遺言書の話をされてショックだったのですが
詳しく話を聞いたら、なるほどと思える内容でした。」
 
「一度甥を呼び出して、皆さんに話を聞いてもらいたいと思いました」
 
ショックを受けつつも、ちゃんと私のことを宣伝してくれたみたいで
とても有り難かったです。
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by 073995332 | 2017-06-19 18:15