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【楽になる】

 
先日、仲の良い弁護士とお話をしていて、ふと
 
「もっと楽になったらどう?」
 
と思わず言ってしまいました。
 
弁護士の仕事は、争い事の解決、困った人の味方をすること。
なので、争い事や困り事を多く扱っていたら、なかなか楽になれません。
 
誤解を招きたくないのですが、楽=手抜きをするではありません。
 
私の思う楽は、
 
精神的に楽になる

ということです。
 
弁護士ほどではないですが、私も争い事や困り事の解決を沢山扱っていた時期がありました。
そういった仕事を扱っていた時は、とても精神的に楽にはなれませんでした。
 
仕事と言って割り切りすぎてもいけないし、かといって感情移入しすぎてもいけない。
ただ単に、私が未熟だったのだと思いますが、仕事の達成感があっても、楽ではなかった。
 
父親の死もあって、やりたいことをやらずに死んでしまうのも嫌だし
楽になりたかったので、極力、争い事や困り事の案件はうけないようにしました。
なので、今はとても楽です。
 
弁護士であっても司法書士であっても、父(母)であり、夫(妻)であり、親(子)であるなど、仕事以外の役割がいくつもあります。
 
仕事をしている時間は、一日の大半を占めますが、家族友人と過ごす時間はかけがえのないもの
親(子)と過ごせる時間は、案外少ないし過ごそうと思った時に過ごさないとなくなってしまいます。
親は死ぬし、子どもは成長して親から離れていきます。
 
その弁護士を見ていて、「楽になったらいいのに」「頼られすぎて大変そう」と思っていました。
 
楽をしている弁護士
頼られない弁護士
 
そんなの弁護士じゃないのかもしれません。
 
でも、弁護士という「枠」から自由になるのも必要なこと。
 
精神的に楽になれる仕事は、弁護士にだってあります。
もしかしたら、弁護士という資格を離れてやれる仕事だってあるかもしれません。
 
司法書士である私も、精神的に楽になれる仕事を見つけましたし
司法書士という資格を離れてもやれる仕事を見つけつつあります。
  
 
私は、こんなことばかり考えているし、話しているから同業者とは話が合わないのかもしれませんね。
でも、苦しい思いしてお金を稼ぐより、同じお金を稼ぐなら楽な思いをして稼いだ方が良くないですか?
 
士業は特に、精神的に楽してお金を稼いでいる人は少ないと思います。
 
楽になろう。 

※この写真の人たちから、楽になってもいいんだということを学びました。
【楽になる】_b0181744_17423128.jpg

by 073995332 | 2016-06-10 17:43