【遺言書で寄付を】
「村瀬先生、これは少し難しいと思うよ」
いつもお世話になっている公証人の太田先生に、遺言書作成についての打ち合わせをしました。
太田先生はこんな方です。
↓ ↓ ↓ ↓
【間に合わなかった・・・】
http://na0ism.exblog.jp/21193640/
「難しいと思うよ」と言われたのは、遺言書の文言について。
今回の遺言書は「寄付」についての記載があるので、遺言者の意志が実現されるような文言を作ったのですが、どうも難しそう。
もう少し文案を練って、また太田先生のご意見を伺おうと思っています。
遺言書での遺産の寄付をお考えの方が増えています。
自分の古里へ、住んでいた市町へ
教育に役立てて欲しいから、教育支援機関へ
ユニセフ、ユネスコへの寄付もあります。
かくいう私も、毎月少額ですが寄付をしています。
私なんて財産を築けそうにないですからね(笑)
【人生の選択肢を広げる武器】
http://na0ism.exblog.jp/21705122/
教育の機会を与えて、人生の選択肢を広げられるように
日本の将来を担う人材に投資したいから、寄付してます。
「東日本大震災こども支援募金」
http://www.unesco.or.jp/kodomo/
ここに毎月寄付している理由は、子どもたちに渡るお金が
返済不要だからです。
お金をもらっても返さなくていい。
奨学金の中には、子どもたちが社会に出た後に返済をしなくてはいけないものも少なくありません。
社会に出たとしても、みなが安定した仕事に就けるわけではないし、
勤めていたとしても、会社がなくなってしまうことがある。
収入はなくなったのに、奨学金の返済は毎月しなければなりません。
おまけに奨学金を受けるときに、保証人が必要な場合もあります。
以前は、債務整理の仕事を多く扱っていて、お金の怖さはよく分かっていますし
一般の消費者金融より、税金の督促など公共のところの方が熾烈な取り立てをすることを知っていますから。
奨学金という名前を借りた、学資ローンみたいなところに私は寄付したくありませんでした。
冒頭の遺言書での寄付の話に戻るのですが、寄付をする場合は
寄付する財産の使われ方を指定した方がよいです。
教育のために使って欲しい
障がい者のために使って欲しい
等
また、肝心なのは、寄付する先が永続性のある機関であること。
寄付する先がなくなっていたら遺言書の意味がなくなってしまいますから。
だから、赤十字とか、ある程度実績のある機関を寄付する先に選ぶ必要があります。
太田先生に「難しいと思うよ」と言われたのは、そのあたりのことです。
遺言者の意志が実現できるような遺言書作成のために、もう少し知恵を絞ります。