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【費用はいくらかかりますか?】

 
お客さんにご依頼いただくときに、必ず聞かれること。

それは

手続きに費用がいくらかかって

手続きが終わるのにどれくらいの日数がかかるのか

です。

日数については、登記手続きだったら法務局の込み具合等もありますが
、ご依頼いただいてだいたい「1週間から2週間」

裁判だったら「相手方のあることだし、ちょっと分かりません」と伝えています。
 
 
費用については「誤解される司法書士 伝え下手な私」で書きましたが、少し別の角度から費用について書いてみます。

http://na0ism.exblog.jp/23980729/

私自身がお客さんに「あなた費用いくらかかるの?」と聞かれれば、見積書出すなりしてお答えできます。

ただ、業務に関連して、例えば「税理士を紹介してほしい」「弁護士を紹介してほしい」と言われることもある。
そんな時に、「で、税理士の(弁護士の)費用はいくらかかるの?」と聞かれる。

当然、税理士の費用は、私では分かりませんので「紹介しますので個別に聞いてください」というにとどまる。
そして、一つの問題は「どの」税理士、弁護士を紹介するか、です。

お客さんの価値観が「とにかく費用を安く済ませたい」のか
それとも、「費用が多少かかってもいいからきっちりやってほしい」のか

それによって、紹介する税理士なり、弁護士を決めます。

「きっちり」なら、私が信頼できる方を紹介しますし
「安く」なら、安さをウリにしている方を紹介しています。

私の方から、「きっちりの人」に「安くしてあげて」とは口が裂けても言いません。
私がそう言われるのが嫌だし、その人の価値を下げるようなことをしたくない。

「安くて最低レベル」はいても、「安くてきっちりしっかり」の人っていないような気がします。
 
 
士業の仕事って、基本は誰がやっても同じ結果になります。
仕事を受ける人によって、結果が違っていたらそもそも資格業の信頼が揺らぎます。
そして、同じ結果ならできるだけ費用の安いところにお客さんが集まるような気がしてしまう。

で、価格を下げて安さをウリにして仕事を受ける人が増える。

もし、安さをウリにしてお客さんをつかんで、その後に高額商品を買わせたり、高額な契約を結ばせるなど戦略があるならいいです。
今度、安さをウリにしている方に、戦略を聞いてみようかな。
 
士業は、その人の時間、もっといえばその人の人生を「切り売り」しているようなもの。
時間も費用もかけてせっかく資格とったのに、安売りしている人を見ると、「あなたの人生そんなに安いのか?」と聞きたくなる。
 
39歳の時に、私は、自分の残されている時間が少ないことに気づいて、人生を安売りすることを止めました。
なんか安売りすることが馬鹿らしくなったのです。

それに、安売りしなくても、お客さんには恵まれます。

「安売りしないと依頼されない」という思い込みを捨てると、何となく「高く売る方法」が分かったりします。
安売りから「自分を高く売るにはどうしたらいいか」に思考を変えると、高く売れます。

知識があるから高く売れるではなく
難しい資格だから高く売れるでもない。

例えば、弁護士になったから、将来安泰なんて時代じゃないですよね。
司法書士なんて、ほんとどうするんだって思います(笑)

弁護士として、どう食べていくか

とか

司法書士として、どうするのか

ではなく

一度、弁護士とか司法書士という「肩書き」なしの自分に何ができるのか、を考えてみると、自分の強みとか特徴が分かるし活かせます。

ただ、私に関しては「肩書き」がないと、話す内容も考え方も突飛すぎて誰も相手にしてくれません(笑)
「肩書き」があるから、人が話を聞いてくれることをよくわかっています。

【費用はいくらかかりますか?】_b0181744_22301940.jpg

by 073995332 | 2015-03-19 22:30 | つぶやき