【 頑張らないを頑張る 】
年に1回行くか行かないかの愛知県行政書士会に行ってきました。
司法書士会では支部の役員もやっているし、月に1回程度は司法書士会館に行くので、職員の方もある程度分かります。
でも、行政書士会では支部の役員も会員も顔が分からないし、行政書士会の職員の方も分からない。
それに、行政書士会の研修は、ド平日の真っ昼間にやることが多いので、参加することが難しい。
だから、自然と行政書士会への足は遠のいていきます。
しかし、そろそろ司法書士会の役員としての任期も切れるので、その際には行政書士会の支部役員として参加してみようかと考えています。
行政書士会には、仕事に関係する重要書類を受け取りに言ったのですが、その書類を受け取る際に役員らしき人に
「頑張ってください」
と言われてしまいました。
「結構頑張ってるんだけどなぁ」と思いつつ、私も相手の方を役員「らしき」人ぐらいにしか分からないし、相手も「お前誰だよ」なんでしょうけど。
「がんばってください」って結構「上から」ですよね。
9月になっても私が軽装だから、仕事始めたばかりの新人だと思われたのかもしれません。
それとも、私に頑張りが足りないことを見透かされたのかも。
私は仕事で、借金の整理等、困っている人の手助けをすることがあるのですが、困っている人に対して絶対に言わない言葉があります。
それは
「頑張ってください」
です。
頑張って自分で問題を解決しようとしてきた人に対して、頑張ってください、という言葉はあまりにも酷だからです。
頑張って、頑張って、どうにもならないから相談に来ているのだから、さらに頑張れなんて言えません。
相談に来られる方は、本当に限界まで頑張ってきて、さらに頑張ろうとするから
「今まで充分頑張って来られたのだから、少し楽になりましょう」
と、声をかけることもあります。
また、誤解を招くかもしれませんが、私は「頑張らないことを頑張る」をモットーにしています。
当然、やることはやるのですが、例えば、誰かに認められるために不必要に頑張ることはしません。
「どうやったら頑張らないで済むか」を頑張って考えています。
なので、私に対して「靴底を減らして営業しています」とか「セールスマンとしての『地獄の特訓』を受けてきました」とか、「頑張ってるアピール」をする方が苦手でもあります。
頑張ってるアピールよりも、頑張らないで自社製品をセールス方法するはいくらでもあると思う。
営業に関して思うのですが、頑張らなきゃいけなくなるのは、自分が苦手とする人とか関係性の薄い人に売ろうとするからで、自分の好きな人とか関係の濃い人になら頑張らなくても済む。
だから、頑張らなくてすむように、普段から自分に興味を持ってくれる人をどうやって増やしていくか、どうやって関係性を濃くしていくかを頑張って考えないといけない。
あなたも「頑張らないことを頑張」ってみませんか?
※行政書士会のポスターは「鈴木ちなみ」さんです。