【地図に残る仕事】
ゼネコンの作る建物はランドマークになったりして、地図にも記憶にも残りますよね。
私の父も某ゼネコンに勤務して、現場監督をしていました。
父が建設にかかわった建物、構造物は、名古屋駅周辺、栄のど真ん中にあり、父は亡くなりましたが、地図にも残っていますし、私の記憶にも残っています。
私は、司法書士で、建物を作ることはできないし、建物の図面を引くこともありません。
だから、「地図に残る仕事」に関わることはないと考えていました。
確かに、家を建てた方の登記の手続きをして個人の方のお役に立つことはありますが、例えば、市役所の登記手続き等、公の役に立つことはありませんでした。
でも、昨年、某ファストフード店の開業にほんの少し関わったり
今年は、受注はできなかったけど、コーヒーチェーン店の開業とか、良い意味で少し異質の仕事が出始めてます。
で、今回、とうとう公の役に立つ仕事に関わることができました。
「保育園」建築の手続き。
建物はこれから建築するのですが、保育園用地売買の手続きのお手伝いをさせていただきました。
用地の一部に、私が後見人を務めている方が所有する土地もありましたので、用地売買当事者「みたいな」立場でもあります。
自分の持ってる土地を提供できるのが一番なんですが、そんな土地持ってないし(笑)
建物が出来て、私が建物の「保存登記」をしたら感慨もひとしおかもしれません。
保育園ができても、私がその手続したってことは、建物のどこにも記されないけれど
建物ができて
そこに通う園児がいて
送り迎えする保護者がいて
保育園の先生がいて
泣いたり
笑ったり
遊んだり
転んだり
そんな姿を見て、何だか誇らしいようなくすぐったいような
そんな思いができたらいいな。
で、私の子どもが「記憶」として残してくれたら望外の幸せです。
私も、父のような「地図に残る仕事」ができました。