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【 「親近感」を持つ 】


「・・・全然話変わるんですけど、村瀬先生のホームページ見て、西高ラグビー部って書いてありましたけど、私も西高ラグビー部なんですよ!」


7月の声を聞いたばかりなのに、もう年末に講師をやるセミナーの打ち合わせが入りました。
気温33度の今日の愛知県なのに、12月のことなんか考えられねえよ。

とある市役所主催の高齢者向けセミナー講師に(講師料につられて)立候補し、講師を務めることになりました。
一応、司法書士会から派遣されるので、いつものような突飛な話はおさえて、法律家らしくも少し変わった自分らしさを出せたらいいなと思っています。
ワーク中心の講義って、司法書士はあまりやらないので、ワークを多めに入れようと思っています。

で、今日は市役所のご担当の方から連絡をいただいて、冒頭のような言葉をかけていただきました。
同じ高校で同じ部活をやっていたということで、「親近感を持った」と担当の方が言っていました。
年代は違うんだけど、同じラグビージャージに袖を通した者同士はすぐに打ち解けられますね。

以前も、高校は違えども「ラグビー部」ってことで、ラグビー経験者の依頼者に親近感をもっていただいたことがあります。
ホームページのプロフィールに部活まで載せてる人って珍しいのかな。

ラグビーって、練習も試合もしんどいスポーツで、そのしんどさを経験した人だからこそ分かち合えるものがある。
まあ、私は「二本目(補欠の意味)」だったので、あんまり試合のしんどさは分からないのですけど。


学生時代にやっていた部活って、ほんの少し「個」を出すだけで、相手の方に親近感を持ってもらえるという良い例ですね。


士業の人って、学歴の高い人が多い。
地元で言えば、名古屋大学とか南山大学とか有名大学出身の方がたくさんいます。
統計はとったことないですが「愛知大学」出身の方が多いそうです。

プロフィールに、名古屋大学卒と書いたら「うわぁ、とても優秀だから信頼できそう」と思われますよね。
でも、士業は「うわぁ」という学歴の方ぞろいなので、「うわぁ」という学歴をもっている人中で、どうやって自分に注目してもらうかを考える必要があります。

また、「うわぁ、学歴がすごすぎる」→「自分の話を聞いてもらえなさそう」→「依頼するの止めよ」って人もいます。
私も「東大卒」とか「京大卒」という方には、自分とは違いすぎるので近づかないようにしています(笑)

「うわぁ」という学歴の持ち主でも、何か「親近感」を持ってもらえるような要素があるとお客さんウケは良いですよね。

例えば
「公認会計士なのに割り勘の計算ができない」
「弁護士なのに奥さんのお尻に敷かれて頭があがらない」
「司法書士なのに法律の勉強が嫌い」
「税理士なのに部屋の整理が苦手」

というのはどうでしょうか?
何となく親近感がわきませんか?
士業なのに自分とそんなに変わらないんだなって。

でも、私のように
「司法書士なのに変」
「司法書士なのにアイドルに詳しい」
「司法書士なのに毎晩飲んだくれている」
というのは論外です。

学歴や得意な仕事を書くのって、どの人もやっていることだし
趣味も「ゴルフ」とか「読書」って書くのもありきたり。
みんなと同じことをやっていれば安心だけど、みんなと同じってことは存在感がないってこと。

存在感がなければ、お客さんから選ばれません。

存在感を出すには「個」を出すことです。
同業者とは違う自分らしさを前面に出すこと。

自分らしさを出すことでお客さんに親近感を持ってもらえる。

自分らしさって「自分の好きなこと」を表現するってことじゃないかと思います。

みんながやってるから
好きでもないのに「真面目な自分」を表現する。
好きでもないのに「法律の勉強」をする。
というのはダメですね。


人と同じじゃなくていいから、好きなことをやりましょう。


※私のラグビー部時代の写真。
【 「親近感」を持つ 】_b0181744_17274592.jpg

by 073995332 | 2014-07-01 17:28 | つぶやき