【プロボノ】
私は年に三回「パンダの着ぐるみ」を着て、司法書士の有志とともに着ぐるみ劇に参加しています。
ブログに着ぐるみの写真をあげると「村瀬は何やってんだ?」とよく聞かれる。
結構楽しんでパンダ役をやっているのですが、司法書士という「なんだかお堅い職業」とのギャップに違和感を感じる方が多いようです。
着ぐるみ劇の構成は、市民の方に悪質商法の手口を
「あしたのヒーローキャプテンつかさくん(ライオン)」
「悪の手先キャッシー(あひる)」
「被害者のシンゴさん(パンダ)」
「キャッシーの手下」
がコミカルに演じながら解説していきます。
私たち演者は「プロボノ活動」の一環として着ぐるみ劇をやっています。
「プロボノ」って聞きなれない言葉かもしれません。
プロボノとはラテン語で「公共善のために」を意味するpro bono publicoの略で、最初は弁護士など法律に携わる職業の人々が無報酬で行う、ボランティアの公益事業あるいは公益の法律家活動を指した。
弁護士による無料法律相談、無料弁護活動などが含まれる。現在も弁護士の業界において、もっとも浸透している。(ウィキペディアより)
ウィキペディアでは弁護士のことしか記載されていませんが、司法書士もプロボノ活動にはとても熱心です。
司法書士会は無料相談会にとどまらず、高校生を対象として「消費者教育」の授業を高校まで出張して行っています。
お金儲けをするだけではなく、自分たちのプロとしての知識を社会に還元する意味もプロボノにはあります。
私たちは司法書士会の枠を少しはみ出して
高校生だけじゃなく、もう少し年齢の若い世代や高齢者の方にも、悪質商法について知ってほしい、との思いで着ぐるみ劇を始めました。
今では、愛知県内の、稲沢市、名古屋市、一宮市で開催される消費者問題のイベントに招かれています。
一年中着ぐるみ劇をやれればいいのですが、着ぐるみはとにかく暑い。
平均年齢30代後半のメンバーの体力では、夏場は持ちません。
なので、秋から冬にかけての公演がメインです。
1月26日の一宮市の公演が今年度最後でしたが、観客の方が一番暖かかったような気がします。
子どもに「パンダさ~ん」と声をかけられて、握手をせがまれるととても嬉しい。
観客の方も楽しんで、演者も楽しめるところが演劇の良いところですね。
また来年度もがんばります!