【ゆうちょ銀行の相続手続き】
相続人から依頼を受け、相続財産の名義変更(預金の払い戻し手続きがメイン)のため、金融機関を飛び回っています。
大半の金融機関ではすんなり手続きが終了し、預金の払い戻しが終了しました。
最後残ったのが「ゆうちょ銀行」
ゆうちょ銀行の預金の相続手続きはとても煩雑です。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tetuzuki/sozok/kj_tzk_szk_index.html
①相続の申し出
亡くなった人が誰で相続人は誰で何人いるよ、という申し出を郵便局にします。
②必要書類のご案内
貯金事務センターから、必要書類のお知らせと請求書が送られてきます。
③必要書類をそろえて提出
④貯金事務センターから、払戻証書もしくは名義書き換え後の通帳が郵送される。
通常の金融機関だと、窓口で①と②が済んでしまいます。
窓口で必要書類も教えてもらえるし、その場で請求書ももらえる。
必要書類さえそろえておけば、一日で①~③まで済んでしまいます。
ゆうちょ銀行はそんなわけにはいきません。
今回は、私が相続人から委任を受けて手続きをしているのでさらに面倒です。
私の事務所の所在地と住民票上の住所が違う、ところにゆうちょ銀行が細かいことを言ってきたので面倒なことになりました。
委任契約書には事務所の住所が書いてあるけれど、請求書に添付する私の印鑑証明書には住民票上の住所が書いてあるから、そこが問題らしい。
事務所と自宅が別の人って珍しくないと思うのだけれど・・・
ほんとうに失礼な話なんですが、ゆうちょ銀行曰く
「本当に事務所所在地に、上記④のように払戻証書等が郵送されるのか分からない。」
「事務所所在地を証する公的な書類を出せ」
事務所の所在地が記載してある「司法書士会の会員証」を提示しても、公的な書類ではないのでダメ。
挙句の果てには「委任契約書の事務所所在地を住民票上の住所にしろ」とまで言い出す始末。
でも、上記②の必要書類のご案内は、いろいろ細かいこと言ってる「ゆうちょ銀行の貯金センター」から、書留郵便で事務所に郵送されているので「郵送されるか分からない」というのは筋が通りません。
というか、ゆうちょ銀行が自分たちで郵便物を送っておいてちゃんと届いているのに、「郵送されるかどうか分からない」というのは何なんでしょうね?
自分とこの郵便のシステムに自信がないのか?
バカバカしくて笑うしかありませんでした(笑)
結局、名古屋市役所から事務所あてに送られてきた郵便物を提示して、「公的な機関(この場合は名古屋市)から事務所に郵便物が届いているから間違いない」と納得してもらいました。
某郵便局の局長さんには、私と貯金センターとの板挟みでご迷惑をかけて悪かったなと思います
今回のように新しい業務をすると、いろんなところでわずらわしい目にあったり、人に助けられたりする。
しばらくあの郵便局には少し行きづらいかも。