「もしものときに兄弟とモメると嫌だから、親に遺言書を書いてほしい」
「でも、どうやって切り出していいか分からない」
 
そんなご質問を受けました。
 
子どもが遺言書の話を切り出すと、たいてい怒られます
 
「遺産目当てか!」
「そんなに早く死んでほしいのか!」
 
子どもにそんなつもりはなくても、遺言書の持つネガティブなイメージから
怒られます。
 
なので、そんな時は
 
 
孫をダシに使うと上手くいくケースがあります。
 
【孫(まご)最強!】
http://na0ism.exblog.jp/26439969/
 
でも、孫でも「内孫」と「外孫」がいて
いつも目の届く内孫の方が、おじいさんおばあさんは可愛く思うようです。
 

「外孫の方に有利な遺言書を書いてもらうにはどうしたらいいか」
 
というご質問をいただきましたので、考えてみました。
こういう法律に全く関係のないことを考えるの、私は大好きです。
 
多くの法律専門家は、「争族を防ぐために」とか「税金がどうの」と言って遺言をを書かせようとします。
 
でも、「うちの子どもはモメない!」とか
そもそも、税金を算出するには「親の懐具合」が分からないので、税金の話に持って行くのはかなり難易度が高い。
 
それに「争族」や「税金」ってネガティブイメージが強いので
聞かされている側も愉快に思いません。
 
孫のためにとか、できるだけポジティブなイメージのある提案の方が耳を傾けやすいと思う。
 
 
内孫と外孫の違いは
 
会える頻度の違いだけ
 
だから、外孫であってもおじいさんおばあさんと会う頻度を増やしてあげれば良い。
(単純接触効果?)
 
距離が離れていてなかなか会えない場合は
 
スマホ
 
スマホ、特にLINEの「ビデオ通話機能」を使ってやればいい。
また、孫の日常をマメに動画で送ってあげれば、そりゃー喜びます。
 
「〇〇ちゃんがおじいちゃん(おばあさん)と話したいって言ってたから、スマホ買ってあげたよ」
 
とおじいさん(おばあさん)にスマホを買って与える。
 
そうやって、外孫とおじいさん(おばあさん)の関係を深めていけば
外孫に有利もしくは内孫と対等な条件の遺言書を書いてもらえるのではないか
 
というのが 
 
「外孫の方に有利な遺言書を書いてもらうにはどうしたらいいか」
 
というご質問に対する、私の回答。
 
「特効薬」はなくて、地道に関係づくりをしていくのが一番の解決策だと私は思っています。

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# by 073995332 | 2017-10-20 21:10
 
「あなたじゃなくて、〇〇さんにお願いしたい」
 
私は、遺言書のご提案と合わせて「任意後見契約」の提案をしています。
 
任意後見契約とは
今は元気でもこれから歳を重ねて判断力が落ちたり、認知症の発症で意思能力を失っていく可能性がある。
「任意後見契約」はそんな時に備え、支援してくれる人と「将来、自分のためにやってもらうこと」をあらかじめ契約しておくもの。
 
お身内の方がいらっしゃれば、その方に任意後見人をお願いすればいい
例えば、親子で任意後見契約を結んでおくとか。
 
お身内の方がいなければ、私が任意後見人になることが多いです。
 
冒頭の方のように

「(任意後見人を)村瀬さんじゃなくて他の人に頼むからいい」
「でも、(任意後見人の)サポート役にはなってね」

というケースもあります。

 
親子の間で「契約」なんて、かたっ苦しいことしなくてもいいんじゃない?
 
という方もいますが
例えば銀行の窓口でまとまったお金を動かす場合には
親子であっても、本人確認され、使い途を尋ねられる、委任状を出せって言われます。
金融機関は無用なトラブルに巻き込まれたくないですからね。
 
45歳働き盛りの私でも
自分の口座からまとまったお金を動かす際に窓口で
 
「何に使うんですか?」
 
と聞かれましたからね(笑)
あれは頭にきたなあ。

【そのお金なにに使いますか?】

http://na0ism.exblog.jp/26970305/
 
 
一般の方は、高齢者=認知症=成年後見、というイメージを持たれていますが
私は、認知症になった方のお身内から依頼を受けて成年後見人になるケースは少ない。
 
認知症にはなっていないけど、将来の事を心配される方に
「任意後見契約」をお勧めするケースがほとんどです。
 
任意後見契約を使わずに、いつまでも元気で
天寿を全うするならそれはそれでいいし
 
仮に認知症になったとしても、すでに信頼できる人と「任意後見契約」を結んでいれば
将来のことを心配する必要はない。
 
でも、成年後見の場合は、必ずしも自分が信頼出来る人が「成年後見人」になれるわけじゃない。
成年後見人を選任するのは家庭裁判所なので、ご家族の意に沿わない専門家が選ばれるケースだってあります。

もし、私が認知症になって、気に入らない専門家が自分の成年後見人になったら嫌だ。
自分の面倒を見てくれる人は、自分で選びたいです。
 
 
しかし、「何に使うんですか?」と聞いてきた某信用金庫、腹立つな~(笑)
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# by 073995332 | 2017-10-19 18:18
 
ここんとこ、「お葬式の話」しか書いてきませんでしたが
先週末は、東京にネタを仕入れに行ってきました。
 
仕事のネタ
 
私は、遺言相続の専門家ですが
その分野で、新しい法律ができたり画期的な方法が開発されるなんてことはありません。
 
あるとしたら
 
「魅せ方」
 
新しい魅せ方(見せ方)
変わった魅せ方
 
をすることぐらいです。
 
東京で、相続遺言で面白い魅せ方をしている方がいたので
その方のセミナーに参加してきました。
 
そのセミナーの内容は、後日書くとして
私にとって、東京行きはタイムマシンに乗って少し先の未来に行くようなもの。

田舎者ですが
今の東京には、数年先の名古屋があるなあといつも感じています。
 
だから、年に1度くらいは東京に足を運んで、東京の空気に触れた方がいい。
ますます田舎者だぁ(笑)
 
 
「タイムマシン経営」
 
という言葉があります。

これは、海外で成功したビジネスモデルを国内にいち早く持ち込む経営手法で
ソフトバンクの孫正義さんが命名したと言われています。
 
孫さんは知らないけど
神田昌典さんの書籍を通じて、この言葉を知りました。
 
名古屋より進んでいる地域、そこで成功しているビジネスモデルを取り入れる。
すでに成功しているものなら、失敗するリスクは低いですからね。
 
また、他者より先んじて取り入れれば
先行者利益を得られるし
 
今回受けたセミナーは、名古屋では誰もやっていない
だから、先行者利益を得たくて
 
「これ、名古屋でやらせてください!」
 
と講師の方に売り込んできました。
 
言ったモン勝ちやったモン勝ち。
 
「アップルパイセミナー」の時みたいに、とりあえずやってみます
 
【熟考より拙速を】
http://na0ism.exblog.jp/26498165/
 
このブログにも書きましたが

「早くやること」

が何よりも大事。上手くやることは重要じゃない。
 

今のところ、何も東京までネタを仕入れていかなくても、仕事には恵まれていますが
仕入れは余裕があるときにしかできません。
余裕がなくなってから動いても、何も得られませんからね。
 
往復の新幹線(タイムマシン?)代を使って東京に行った甲斐がありました。
今度は、どこに行こうかな。
 
 
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# by 073995332 | 2017-10-18 18:34
 
「枕経から初七日まで、まあ○○万円だね」
 
昨日書いた、被後見人さんの葬儀の件
「元後見人」の職務をこなしつつ、お坊さん、葬儀社等の「セールス」を観察しました。
 
被後見人さんのご親族に代わって、お坊さんにお支払いする謝礼を電話で尋ねましたら
 
「まあ○○万円だね」と結構な金額を言われました。
 
実家が檀家になっているお寺がいい加減なのか、「(謝礼は)お気持ちで」に慣れきっている私は
 
「○○万円」とハッキリ言われるお寺さん、そして
「領収書も発行します」というお寺さん、に少し違和感を覚えました。
 
でも「○○万円」が高かっても
「もう少し何とかなりませんか?」とディスカウントはしにくい。
 
「言い値」がまかり通る、良いビジネスですね。

「○○まる儲け」ってこういうことなんかな?
 
 
また、葬儀社も、お通夜、葬儀と日程が決まっていて
葬儀のプラン、オプションについて考える時間も決まっているから
即断即決が求められる。
 
他の商品を買うときだったら
 
「Google検索」や「価格ドットコム」を使って
より価格の低いところを選択できるのでしょうけど、葬儀はそうはいかない。
 
3回も葬儀を取り仕切っていると、以前は聞いたことのないオプションが増えています。
 
「えっ、そんなことする必要ないじゃん?」
「そんなの一般的じゃないでしょ?」
「私の父の時はそんなことしなかったよ?」
「御社のオリジナル(プラン)ですか?」
 
説明するオプションに、「元後見人」がいちいち口を挟むので葬儀社の方もやりにくそうでした(笑)
 
「会員特典で割引が効きます」
 
と言われても、葬儀自体相場がないから、それが本当にお得なのかどうか分からない
でも、割引って言われると得したような気がする。
 
絶対葬儀社が損をしないような価格設定をしてあるんだろうけど
「割引」とか「値引き」って言葉は魅力的ですよね。
 
 
・値切るのが気が引ける
・(お経、葬儀は)省略できない
・期限が切られている
・相場がない
・サービス利用者が不慣れ
・基本プランとオプションの併用
・会員特典の設定
 
お寺と葬儀社に学んだセールスの特長を、どうにか司法書士業に活かせないか
せっかくの機会なので、少し考えてみますよ。

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# by 073995332 | 2017-10-17 19:36
  
「村瀬先生ですか?実は・・・」
 
日曜日の早朝、寝ぼけ眼の私の携帯に病院から電話がかかってきました。
 
被後見人さんが亡くなったので、医師がする死亡確認の立会(?)を求められました。
本来ならご親族がなさることですが、今回は事情があり私が立ち会うことに。
 
死亡確認の立会をした後見人って、あまりいないかもしれませんね。
 
亡くなった後は
 
・ご親族への連絡 
・葬儀社への連絡
・死亡診断書の受け取り
・お寺の手配(枕経、お通夜、葬儀の打ち合わせ)
・ご親族と葬儀プランの打ち合わせ
・・・・・・

日曜日の予定は全てキャンセルして、てんてこ舞いでしたけどね。
 
実父の葬儀を含め、今回で3回目の葬儀を仕切るので
慣れることじゃないでしょうけど、スムーズに進められます。
 
法律上、成年後見人は「被後見人の死亡」をもってお役ご免。
管理をしていた財産等を引き渡せばお終いですが
ご親族のご要望もあって、葬儀もお手伝いすることになりました。
 
 
司法書士の仕事は「相続登記」のように、相続、人の死と関係した仕事ですが
今回のような死亡確認に立ち会うといったことは、なかなかないので、正直、精神的にこたえます。
 
つらい
 
他人だし
裁判所で選ばれただけの代理人だけど
生前、交わしたやり取りがいちいち思い浮かんでつらい。
 
仕事とは言え、なかなか割り切ってできるものではない。
 
今の仕事を続けている限り、つらい思いや、精神的なダメージとはずっと向き合っていかなければなりません。
成年後見人は、重い責任に堪えられて、精神的にタフじゃないと務まらないです。
今回のダメージが癒えるまで少し時間がかかりそう。
 
 
 
※行政書士も成年後見人になれるのは分かりますが、申立書作成は誰がしているんだろう? 
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# by 073995332 | 2017-10-16 16:48